地元の名山は誇らしいものですが、西秩父といわれる地域に住むものにとって、地元の名山といえば両神山のほかにはありません。 通勤途中に毎日、この山を見ます。 朝の斜光線を受けて陰影をきわただせる両神山は、こちらの世界とあちらの世界とを境する障壁のようです。 また、その特徴ある山容から、関東平野の各地から、両神山を見つけることができます。
両神山は、主峰の剣ヶ峰に尽きるものではありません。 主峰を守護するようにそびえる、数多の個性的な峰々もじつに興味深いし、岩肌から流出する渓流美もみごとです。 春のアカヤシオやヒカゲツツジから秋の紅葉まで、両神山の愉しみは続きます。 これこそ秩父の自慢の山なのです。