−大名山から権五郎落峠−
少し草でもむしってから出かけるかと思ったが、登山する前にシャツがびしょびしょになるのは嫌だったので、登山を先にした。
権五郎落としに自転車をデポし、町営グランドの駐車場に自動車をとめる。
黒海土橋に立つと、これから登る山と両神山が見える。
黒海土耕地に入り、ぼんやり歩いていると、延命寺への分岐を見落としたが、すぐに気がついた。
明治17年の9月2日、下小鹿野村の小菅萬吉は黒海土の寺に呼び出された。
この会議については、彼以外に供述している人がなく、そこで話し合われたとされる内容についても検討が必要だが、黒海土の寺といえば延命寺しかない。
お寺の裏に道なし。
しばらく沢沿いを行く。
沢が尽きるころ、左に登っていく踏みあとがあったので、左折。
ここからは尾根を行く。
山頂やや手前に二基の石祠。
ヤブ蚊がいるかと思ってメッシュジャケットを持ってきたのだが、使う必要はなかった。
雑木林では、チチタケ・キタマゴタケ・テングタケ科のきのこ・ベニタケ科のきのこがぽつぽつ出ていた。
鉄塔の先はまたヤブになったが、問題なく権五郎落としに下りつくことができた。
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