猛暑の里山
−大名山から権五郎落峠−

【年月日】

2024年7月28日
【同行者】 単独
【タイム】

町営グランド(10:30)−延命寺(11:04)−萬霊塔(11:17)
−大名山(11:51-12:36)−権五郎落峠(13:14-13:15)−MTB−町営グランド(13:21)

【地形図】 長又、三峰 ルート地図(青線は自転車走行)

 少し草でもむしってから出かけるかと思ったが、登山する前にシャツがびしょびしょになるのは嫌だったので、登山を先にした。

 権五郎落としに自転車をデポし、町営グランドの駐車場に自動車をとめる。
 グランドでは子どもの野球チームが練習していた。
 子どもたちは元気だが、怒声を上げて指導しているコーチたちは、日陰に入っていた。

黒海土橋から大名山(左の里山)
延命寺

 黒海土橋に立つと、これから登る山と両神山が見える。
 よくわからないが、カメラが不調。
 そのうち、よくなった。

 黒海土耕地に入り、ぼんやり歩いていると、延命寺への分岐を見落としたが、すぐに気がついた。
 延命寺へはちょっと急なコンクリ道を登っていく。
 お寺は無住で、草が茂っていた。

 明治17年の9月2日、下小鹿野村の小菅萬吉は黒海土の寺に呼び出された。
 そこには田代栄助・坂本宗作・恩田宇市らが居合わせ、萬吉は、借財を年賦にする件について栄助から聞かされたという。

 この会議については、彼以外に供述している人がなく、そこで話し合われたとされる内容についても検討が必要だが、黒海土の寺といえば延命寺しかない。

 お寺の裏に道なし。
 沢沿いのヤブに突っ込むと、踏みあとがあった。

 しばらく沢沿いを行く。
 道形はあるが、ヤブが覆っている。
 踏みあとよりしっかりした鹿道が走るが、ここは人の道を行く。

 沢が尽きるころ、左に登っていく踏みあとがあったので、左折。
 トラバース気味に登るのだが、途中に崩壊地もあって、萬霊塔の手前でまたも道をロスト。
 萬霊塔は大きなコンクリート柱で、お祭りされている様子もなく、廃墟同様だった。

 ここからは尾根を行く。
 ヤブはないので、歩きにくくはないが、暑さが半端でなく、とても苦しかった。
 今年の登山でもっともきつかった気がするくらいだった。

シロオニタケ

鉄塔近くから三合落と両神山

 山頂やや手前に二基の石祠。
 山頂には、民放のテレビ中継施設があった。
 ここで大休止。

 ヤブ蚊がいるかと思ってメッシュジャケットを持ってきたのだが、使う必要はなかった。
 下山は、権五郎落とし方面へ。

 雑木林では、チチタケ・キタマゴタケ・テングタケ科のきのこ・ベニタケ科のきのこがぽつぽつ出ていた。
 こちらには比較的はっきりした道があり、登りよりずっとラクに歩くことができた。
 鉄塔の周囲は刈られていて、三合落や両神山が望まれた。

キタマゴタケ

チチタケ

 鉄塔の先はまたヤブになったが、問題なく権五郎落としに下りつくことができた。