やはり苦しい
−三合落から塩沢城址−

【年月日】

2022年12月15日
【同行者】 単独
【タイム】

浦島入口(10:45)−両見山(11:42-12:24)−三合落(13:45-13:52)−
鐘撞場(14:56)−塩沢城山(15:07-15:12)−塩沢城址(15:30)−
宇賀神社(16:05)−塩沢入口(16:20)−浦島入口(16:38)

【地形図】 長又、三峰 ルート地図

 浦島入口に軽トラをとめて、浦島へ向かう。
 この冬ここまで一番の寒さで、あたりは霜で真っ白だ。

奥宮跡
尾根から天理ヶ岳

 車道の終点では何かの工事をしていたので、金剛院まで行けず、手すりつきの階段から山に向かう。
 お墓の横を登っていくとすぐにブル道。
 しばしブル道を行くと、ガードレールつきながら荒れた林道に出る。

 林道少しでカーブから急な支尾根にとりつく。
 落ち葉が覆っていて、踏みあとは見えなかった。
 コナラの大木を見るあたりでかなり疲れた。

 支尾根を登りきると両見山で、金剛院の奥宮らしき木の祠。
 ご神体はすでに撤去されており、虚しく空っぽな祠だった。
 ここで大休止。

 ラーメンを食っている間に正午のチャイムが聞こえてきた。
 日没までに下山できるか、チト心配になる。

 両見山からしばらくは道はないものの、穏やかな尾根で特に問題なし。
 樹間から両神山や天理岳がちらほら見えていた。

三合落直下

三合落から両神山

 892メートルピークを越えたあたりから、三合落の全容が近くなる。
 聞きしに勝るひどい急登だ。
 登っていくと三合落がほぼ目の前になる。

 標高差おおむね150メートルだが、二本足で歩くのが不可能な登りである。
 木の根・木の幹・岩角を頼りに登るのだが、とにかく落ちないことを最優先に行く。
 東側の谷で獣がガサガサ歩いていたが、コチラはとりあえずそれどころでない。
 登った人がいるということを知っていなければ、たぶん登らなかったと思う。

 急斜面を登り切り、三合落のピークで小休止。
 まずはホッとした。

 ここから危険なところはさほどないが、尾根を一本間違えればこの日の下山はまず不可能だから、慎重に行った。
 急降下して左の尾根に乗り換え、登り返して下ったところが外山峠。
 石祠がある。

 ここから北へ下れば浦島だが、南へ下ると採石場のある川塩だ。
 地形図で見ると、川塩へはヤバそうな沢なんだが、果たして下れるのだろうか。

 986メートルピークへの登りはチト苦しい。
 その次の小ピークも、ぼんやりしてると直進してしまいそうだが、やはり左折。
 防獣ネットのわきをしばし行くと、踏みあとは全く不鮮明となり、杉枝が散乱したところを登ってようやく、鐘撞場。

外山峠

宇賀神社

 ここからは、9月に来た尾根なので、ややホッとする。

 急なところを下って、北東尾根をひと登りで城山。
 ここで再び小休止して、地形図を見る。

 城山の下りもさほど簡単ではなく、ヤセ尾根をしばらく下ってから、北への尾根に乗り換える。
 城址への尾根に乗れれば、かなり安心できる。
 城址直下の展望台から両神山・二子山・毘沙門山などが見えたが、陽はずいぶん傾いた。

 塩沢城址からはすでに二度歩いた道だが、万が一、日が暮れてもなんとかなるなどとナメていたらてきめんに、下る尾根を間違えた。
 正しい尾根に戻って、急降下していくと今度は、伐り株にけつまづいて大転倒した。
 山をナメてる者への、長尾景春か喜登坊による冥罰だ。

 宇賀神社まで下ったところで、16時過ぎ。
 まだ明るかったので、巡視路から下る。

 軽トラをおいた浦島入口に着いたのは、16時半を回っていた。