瞽女ヶ岳
- 丸神の滝から -

【年月日】

2022年8月29日
【同行者】 単独
【タイム】

丸神の滝駐車場(11:23)−瞽女ヶ岳(13:37-14:02)−丸神の滝駐車場(15:53)

【地形図】 長又 中津峡 両神山 三峰 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)

 午後から晴れるという予報だったので、瞽女ヶ岳に出かけた。

 小森地区の奥の方は、ずいぶんひと気がなくなった感じがする。
 丸神の滝駐車場から歩き始めた。

ソライロタケ
チシオタケ

 中尾バス停前にも広いスペースがあったので、こちらにとめてもよかった。
 中尾に向かって、車道を行く。道は荒れていない。

 ここに人家は一軒しかないのだが、現住されているのかどうかわからないほど、静かだった。
 中尾を過ぎ、小沢を渡ると道に土砂があふれていて、車が通るのが困難な路面状態となる。

 ヘアピンから小尾根にとりつく。
 下草がまったく生えていない、死の森のようなスギ林だが、イボカサタケの仲間がたくさん出ていた。
 キイボカサタケ・アカイボカサタケ・シロイボカサタケに混じって、ソライロタケが出ていたのは、うれしかった。

 しばし我慢の登りなのだが、沢の高巻きのようなひどい登りになる。
 霧雨模様で涼しい日だったが、頭に巻いたタオルは早くもずぶ濡れになった。

 最初の急登は一時的で、左(西側)が急斜面の雑木林になると穏やかになる。
 左が雑木林なのは、あまりに傾斜が激しすぎて、苗を植えたくても植えることができなかったからだろう。

センボンイチメガサ
カバイロツルタケ

 雑木の斜面にチチタケが点々。
 足元の枯れ枝には、チシオタケやセンボンイチメガサなど。
 ベニタケ科のきのこやオチバタケの仲間もけっこう出ていた。

 左右の谷が迫ってくるとヤセ尾根になり、またも急登。
 ここは岩稜帯なのだが、石はもろく、滑りやすくて帰りが案じられるところだ。

 岩稜帯を過ぎると急登ながら普通の登りとなり、1199メートルのピーク。
 この尾根の主稜に到達したことになる。
 ここは左に行く。

 尾根は基本的にヤセ尾根で、足元が濡れているといい感じでない。
 次の小ピークはあまり問題ないが、その下りは地形図とは大きく異なって、かなりの急降下となる。
 立木に捕まりながら慎重に下り、少し登ったところが、瞽女ヶ岳の小ピークだった。

 灌木を刈ってあるようなので、展望がいいのかもしれないが、ガスのため何も見えず。
 ここで大休止。

 帰りは来たルートを戻るのだが、岩稜の下りが心配だったものの、慎重に行ったので、問題なかった。
 安全なところまで下ってから、チチタケ探しをした。