初夏の二子山
−魚尾道峠から西岳−
【年月日】 |
2017年5月12日 |
【同行者】 |
全部で10人 |
【タイム】 |
坂本バス停(7:39)−民宿前(7:56)−西岳登山口(8:04)−鉄塔(8:41-8:50)
−西岳(10:55-11:48)−股峠(12:37-12:44)−民宿前(13:30)−坂本バス停(13:46)
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【地形図】 |
両神山 長又 神ヶ原 ルート地図
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約半年ぶりの二子山だった。
前回は紅葉の美しい時期に登ったのだが、今回は目のさめるような新緑の季節だ。
今回同行した少年たちと登るのは初めてなだけに、楽しみな半面、体力不足はないだろうかとか、三点支持がちゃんとできるだろうかとか、若干の不安も抱えながらの登山だったが、まずは雲一つない好天に恵まれて、順調なスタートだった。
バスを降りてしばらく、魚尾道集落を行く。
バリケードで囲まれた傾斜畑には、ジャガイモやえんどう豆が植えられているが、草だらけになったようなところも多い。
道が細くなると、建物はすべて廃屋ばかりだ。
山道に入っても、ところどころに石垣があり、平坦地が点在する。
ここはかつて、人家があったところなのだろう。
登山道はしっかりしているが、けもの道も縱に走っている。
まだ営業している最奥の民宿前で国道に出て、少し行ったヘアピーンカーブから、西岳への登山道に入った。
ここはおおむね雑木林で明るく、ヤブサメのさえずりが賑やかだった。
鉄塔の少し手前で休憩したいという声があがったが、ほんの少し先が鉄塔なので、予定通り鉄塔まで行って休んだ。
樹林が伐開されていて陽が当たるため、食べごろのワラビが出ていたので、いくらか摘んだ。
鹿よけネットを二つ抜けると、魚尾道峠で、その先でいきなり急登になる。
スギ林を登っていけば岩壁が見えてき、ミズナラの大木の先でいよいよ岩登りが始まる。
ウィークデーなので、西岳の山頂は静かだった。
八ヶ岳は見えなかったが、御座山・両神山・西上州の山々が一望できた。
ここで大休止。
思い思いにくつろげる山頂の時間は、とても贅沢だった。
股峠で最後の小休止。
ニリンソウは咲き残っていたが、もう名残の花だった。
ここは4月上旬にはカタクリが、5月上旬にはニリンソウが大開花して、とてもいいところだ。
雑木林から、仁平沢に沿う道を下る。
谷に、オオルリの囀りがこだまして、いかにも初夏らしい。
バスの発車時刻には、十分間に合った。
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