初冬の二子山
−魚尾道峠から西岳−

【年月日】

2016年11月20日
【同行者】 全部で10人
【タイム】

坂本バス停(10:38)−民宿前(10:57)−西岳登山口(11:04)−鉄塔(11:43-11:50)
−西岳(13:30-13:53)−股峠(14:43-14:50)−民宿前(15:29)−坂本バス停(15:45)

【地形図】 両神山 長又 神ヶ原 ルート地図

クロモジ黄葉(大きな写真)

雑木林(大きな写真)

 魚尾道集落を通って登山道に入る。
 近年、二子山へのハイカーの殆どがマイカーを使うので、この道が荒れてしまうのではないかと思っていたが、この日のように数パーティが通ることもあるようで、道型はしっかり残っていた。
 いったん国道に出て、西岳登山口から登山道に入る。

雑木林(大きな写真)

東岳(大きな写真)

 天気は上々で、ダンコウバイなど、雑木林の黄葉が美しい。
 このコースには、感じのよいコナラ林もあるのだが、こちらの黄葉も始まっていた。

 送電鉄塔まで登って小休止。
 この送電線は安曇幹線だが、この線の送電はまだ続いており、電線の唸る音が聞こえていた。

 魚尾道峠までの道は、近年ヒノキ苗が植えられたばかりで好展望だったのだが、ヒノキが成早くも長してきて、視界を妨げるようになってきた。
 眼下の雑木林が鮮やかに紅黄葉し、岩壁に映えるところなのだが、その点はやや残念だった。

 尾根の上に立つと、岩稜の登降が続く。
 展望がよく、天気もよいので、気分がよい一方、気の抜けないところでもある。
 危ないところを、同行者たちがガヤガヤと騒ぎながら歩いていくので、うっかり滑ったりしないよう、何度も声をかけながら行った。

股峠下の紅葉(大きな写真)

股峠下の紅葉(大きな写真)

 しばらく歩くと、早くも西岳のピークに着いた。まぁまぁ順調だった。
 数パーティのハイカーがいたが、腰を下ろす場所がないほどでもなかった。

 大休止は20分程度とった。
 本当はもう少しゆっくりしたかったのだが、東岳往復の時間がなくなりそうだったので、ちょっと忙しかったかもしれない。

 西岳からの下りは初心者コースだが、ここの下りで時間をひどく消費した。
 ようやくの思いで股峠に下り着いたが、東岳に足を伸ばす時間は、完全になくなっていた。
 股峠で小休止し、下山にかかる。

 股峠直下は春にはニリンソウが一面に咲くところだが、晩秋にはカエデの木が美しく紅葉する。
 この下りもまた、楽しみなところだ。
 今年の紅葉はまた、例年以上に美しかった。

 バス停には時刻の40分くらい前に着くことができた。