朝は、予定より少し早く出発。
周囲はガスだったので、残念ではあった。
七滝沢コース分岐までは、シオジやカエデの樹林帯。
ここも紅葉のいい所で、いくらか色づいてはいたが、ガスのため、あまりよく見えなかった。
産帯尾根に上がると急登になり、数ヵ所の鎖場を登る。
途中で、樹林帯ながら、ご来光。
ガス越しの太陽はなかなか美しいのである。
それほど疲れてもいなかったが、両神神社奥社で小休止。
ここまで来れば、剣ヶ峰はもうすぐだ。
小屋のあたりはガスだったが、鎖場から上部は雲海の上で、赤く染まった山頂付近からの展望はよさそうだった。
問題は、ガスが上ってこないかどうかだった。
山頂からの展望は、両神山としては、かなりグレード高いものだった。
晴れればよく見える山頂ではあるのだが、この日は見渡すかぎりの雲海に、秩父から奥秩父、富士山、八ヶ岳、浅間連峰などが浮かんでおり、ところどころに低山が、孤島のように顔を出しているのだった。
しばらく景色を楽しんだ後、下山にかかる。