両神山敗退

【年月日】

2006年10月1〜2日
【同行者】 おおぜい
【タイム】

10/1 秩父湖バス停(13:20)−大滝グリーンスクール(14:30)
10/2 日向大谷口(7:50)−会所(8:30-8:45)−日向大谷口(9:30)

【地形図】 三峰、長又、両神山

薄川の流れ1

薄川の流れ2

1日目

 秩父湖のバス停を降りると、小雨。
 周囲には重いガスが垂れ込めていて、テンションが下がるのはやむをえない。

 ダムの遊歩道からユースホステルへの近道を登る。
 ヨメナやタデの花が寂しげに咲いていた。

 ユースホステルのわきから、大峰山遊歩道に入る。
 ようやく山道になるが、ずっとスギ林。
 展望も、花も、きのこもない。

 何度か林道を渡りながら登っていくと、大黒山直下で間伐跡地となり、登山道が消滅。
 伐った材木を片づけず散らかしたままにしてあるので、踏みあとがわからなくなっていた。
 道標も完備した遊歩道なのだから、もうちょっとていねいな仕事をすべきだと思う。

 この日の行程は大滝グリーンスクールまでだから、天気がよければ大黒山のピークを踏んで行ってもよいのだが、雨模様なのでピークは巻いて過ぎる。
 グリーンスクールの施設内で少し迷ったが、無事にテント場に着いた。
 本日の行動はここまで。

2日目

 2日目はバスで日向大谷に向かい、両神山をビストンする予定だったが、秋雨前線が停滞して、朝になっても雨がやまなかった。
 出発時刻の繰り下げ、目的地の清滝小屋への変更、さらに目的地の会所への変更など、事務局からの指示がめまぐるしく変わる。
 臨機応変は必要だが、場当たり的はよくないと感じたがどうだろうか。

 会所までだと登山口から1時間もかからず、さしたる登りもない。
 気持ちに弛みが生じるのも、無理はない。

 両神山の表参道だから、いくつかの宗教的な石造物があって目を引くが、集団登山なので、寄り道もできず、黙々と歩く。
 登山道周辺はここもスギ林。

 キツネノチャブクロ、フクロツチガキ、ナカグロモリノカサなどが出ていたが、きのこ類もほとんどなし。
 明るいところにはヨメナ、アキノキリンソウ、ツリフネソウなどがいくつか咲いていた。

 歩き始めて1時間もしないで、会所の小広場。
 目的地に着いてしまったので、ここで大休止。
 雨は降り続いていたが、沢の流れは清々しい。

 来た道を日向大谷まで戻ったら、雨はあがってしまった。