茅ノ坂廃道探検記

【年月日】

2005年5月1日
【同行者】 Uさん
【タイム】

峠道入口(13:00)−茅ノ坂峠(14:40)

【地形図】 長又

オカスミレ

マルバスミレ

 ちょっと疲れ気味だったので、午後になってから近所の山にお出かけ。

 二万五千図にのっている茅ノ坂峠道を歩いてみようと思い、峠まで自動車で行き、自転車で峠道入口まで走り下りた。
 道路のわきでは、フジやウワミズザクラが咲き始めていた。

 峠道入口には何の目印もなし。
 涸れた沢に下りると、左岸に山道があった。

 しばらくは、はっきりした踏みあと。
 各種のスミレが足もとを飾っている。
 オカスミレの茜色がとても鮮やかだ。

 フチドリクヌギタケのいい状態のが出ていたので、うれしい。
 ツツドリやセンダイムシクイのさえずりが聞こえる。

 沢の中には、ワサビが点々。
 小沢を渡ってヒノキ林に入り、しばらく行くとウドも出ていた。
 タラノメやナンテンハギは、もう遅い。

 気分のよいのはそのあたりまでで、7〜8年生くらいのヒノキの植林地で踏みあとは消滅。
 その上も新しい植林地が続くので、どうにか踏みあとにこだわって歩きたかったが如何ともしがたく、ヤブこぎを決意。

 下刈りがされていないので、ヒノキに混じってクマイチゴやヌルデ、タラノキなどが繁茂しており、急斜面のヤブ登りは、けっこう大変だった。
 でもここで、ピンク花のジュウニヒトエを見つけた。

満開のヤマツツジ

ジュウニヒトエピンク花

 ヤブに入るとウドも出てないし、花も見あたらないので、黙々と登っていくと、峠に続く踏みあとに出た。

 踏みあと周辺は雑木林で、両神山方面の展望もよく、ヤマツツジやミツバツツジが咲いていたので、大休止。
 雨を呼ぶ雲が出始まったが、すぐ近くに自動車があるので、のんびり酒など飲むことができた。

 帰りに、途中に出ているおいしいわき水を汲んで帰った。