ハルリンドウの輝き
- 春の二子山 -

【年月日】

2003年5月4日
【同行者】 Uさん
【タイム】

坂本(9:25)−ローソク岩分岐(10:25)−西岳(11:50)
−股峠(12:40)−民宿登人前(1:25)

【地形図】 両神山

登山口から望む二子山

ハルリンドウ

 この前、二子山に登ったのは、秋だったが、今回は、春の二子山。

 移動性高気圧におおわれ、暑いくらいだった。
 国道299号は、行楽客の車がひっきりなしに行き交い、バイクのエンジン音もけたたましかった。  前回同様、南登山口から登り始めたが、さすがに連休のさなかとあって、ハイカーが多かった。

 新しい植林地は、ヒノキが育っていないため、日射しが強く、暑くてしかたがないが、樹林の中にはいると、まずまずしのげた。
 チゴユリ、ミミガタテンナンショウ、ジュウニヒトエなど、地味な花が林床を飾り、ツツドリが鳴いていた。

 このあたり、各種のスミレが咲いているのだが、同定がとてもむずかしい。
 いつか、『日本のスミレ』を持参して、きっちり調べなければ、どうしようもない。
 植林帯で、濃い紫のスミレと、小さな白スミレを見た。

 自動車の音が聞こえなくなると、伐採地。
 やせたウドが見つかったので、芽先をいただいた。
 日なたで、キジムシロやヒメハギがぽつぽつ咲いている。
 ヒメハギは、初めて見た花だ。

 ローソク岩の分岐から、しばし急登。
 このあたりで、リョウブの新芽を少し摘んだ。
 クロジやヤマガラのさえずりも聞こえた。
 エイザンスミレは、里では終わってしまったが、このあたりではちょうど見ごろだった。

 鎖場を登って岩尾根に出てからが、少し長い。
 尾根の上には、ハルリンドウがたくさん咲いていて、たいへん可愛らしかった。
 両神山の勇姿を眺めながら、慎重に登下降して、山頂へ向かった。

 山頂付近には、コヒョウタンボクやハンノキの仲間が咲いていた。
 山頂で大休止。
 今日のお昼も、畑の野菜に、ウドやヤブレガサの入ったラーメン。
 きのこは、見つからなかった。

 初心者コースを急降下しばしで、股峠。
 先月来たときには、カタクリの花でいっぱいだったが、今日はニリンソウが大開花していて、すばらしかった。
 ここは、いつ来ても花が咲いていて、気分がよい。

 早く下山できたので、午後は野良仕事がはかどった。