いい季節になったので、ひさびさに本格的な山歩きに出かけた。
天気は曇り加減で、ときどき小粒の雨が落ちてくるが、予報は晴れなので、出かけることにした。
この時期は、野鳥のさえずりが、一年でもっともにぎやかなので、それを聞くのも楽しい。
なまった身体には、ややきついが、山歩きの風情としては、最高だ。
草花は、エイザンスミレ、ニリンソウ、タチツボスミレ、ヒトリシズカ、ムラサキケマン、ミヤマキケマン、ツルネコノメ、ハシリドコロ、ホソバテンナンショウ、ミミガタテンナンショウ、ハナネコノメ、コガネネコノメソウ、ヨゴレネコノメ、フタバアオイ、コチャルメルソウ、ヤマエンゴサク、シロバナエンレイソウ、ユリワサビ、アズマイチゲなど。
さすが超人気の山で、季節がいいので、何人かのハイカーが追い越していった。
小屋から上は、キツツキのドラミングが響きわたる新緑の中で、バイケイソウが芽吹きの真っ最中。
しばしの急登で、両神神社。
剣ヶ峰は、ハイカーがいっぱいで、立錐の余地なし。
うっかりしていて、ガスコンロのバーナーを忘れてきたのだが、固形燃料を持ってきたので、問題なかった。
八丁尾根は、以前はもっと閑散としていたと記憶するが、表参道とは比較にならないものの、いくつかのパーティとすれ違った。
しかしまあ、こんな鎖場ルートを往復する気になるものと感心してしまう。
アカヤシオはほとんどがつぼみの状態だったが、いくつかの株は、美しい花を咲かせていたので、とても満足できた。
八丁峠からは、坂本集落に向かって下山。
八丁トンネルからの車道が接近するところの道標は、坂本へは車道を行くように指示していた。
志賀坂トンネルからは、かつて志賀坂ロッジが建っていたところから坂本へ、山道が下っていたので、それを利用した。
ここは2時間待てば次のバスが来るのだが、釣り竿を持ってなかったので、時間つぶしもできず、結局自宅まで歩いて帰った。
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