小さな古城址
−小峰公園から網代城址−

【年月日】

2023年1月5日
【同行者】 単独
【タイム】

小峰公園(13:52)−網代城址(14:32)−網代弁天山(14:48-14:54)
−網代城址(15:11)−高尾神社(15:44)−小峰公園(15:58)

【地形図】 五日市 拝島 ルート地図(マウスホイールで縮小・拡大可)

 十里木からやや移動して、小峰公園へ。
 駐車場には、16時半に施錠するという看板が下がっていたが、大丈夫と思った。

 駐車場の向かいから、道標に導かれてすぐに公園に入ったが、隣の工場から有機溶剤の匂いが流れてきて、閉口した。

筑波山
高尾神社奥宮

 再び道路に出て、橋を渡り、点々と建つ道標を探しながら、ようやく山に入る。
 ここもずっと植林。

 尾根に出て、少し登れば早くも城跡の直下。
 城址はこれから整備されるらしく、大量のプラ杭やピンクテープがあった。
 まずまず好展望。

 戸倉城址もそうだったが、網代城も、はっきりした城主はわかっていないらしい。
 城郭研究家は、一揆と称される土豪連合が村人と共に惣村を守るために築いた、いわば一揆城だったのではないかと述べている。
 山城の国一揆が起きた時代と重なるので、関東にも小規模な国一揆が起きていてもおかしくない。

大先達之碑
高尾神社

 時間がまだあるので、城址から急降下して、弁天山へ向かう。
 弁天山は大石のゴロゴロしたピークで、いかにも山頂らしくて好ましい。
 展望もよいので、休まずにはいられない。

 城址まで戻り、溶剤臭を嫌って、北への踏みあとに入る。
 このあたり、地形図の破線路は、ほとんどあてにできない。

 植林の中を下っていくと、ちょっとしたトンガリに、高尾神社の奥社。
 ありふれた小社だが、すぐ横に、「二代大安川先達之碑」「佐渡谷大先達之碑」という石碑が建っている。
 高尾神社は、御岳信仰に関係するお宮らしい。

 そのまま下れば高尾神社の里宮。
 石段わきの杉も太く、なかなか雰囲気のある神社だった。
 ここでお参り。

 駐車場へは、ちょうど16時ごろに戻れた。