冬のロングコース
−鳩ノ巣から川苔山−

【年月日】

2020年1月13日
【同行者】 単独
【タイム】

鳩ノ巣駅(7:15)−大根ノ山ノ神(8:08)−大ダワ分岐(9:31)−−川苔山(10:29-11:00)
−踊平(11:45)−蕎麦粒山(13:07-13:13)−仙元峠(13:26)
−大楢(13:55)−新秩父線57号鉄塔(14:27-14:33)−大日堂バス停(15:19)

【地形図】 秩父、武蔵日原 原市場 武蔵御岳 奥多摩湖 ルート地図(マウスホイールで縮小・拡大可)

 久しぶりに電車で寝過ごさなかった。
 乗り継ぎがいいので、鳩ノ巣駅をいい時間に歩きだす。

 道標に従って、ひどく急傾斜の舗装道路を行き、山道に入る。
 トラバースなのでラクではあるが、ほぼずっとスギ林。

 大根ノ山ノ神の先で車道を渡り、右の車道を少し行ってトラバース道にとりつく。
 やはり31年前に鳩ノ巣から本仁田山に行ってるが、記憶はなく、詳しいルートもわからないが、ここから尾根を直進したのだろう。

大根ノ山ノ神(大きな写真)
川苔山直下(大きな写真)

 トラバース道は登り下りが少なくて歩きやすいが、徹底的にスギ林が続いて、展望は全くなし。
 すぐに水流のない沢を渡り、それより大きな涸れ沢を渡る。
 最後の沢は地形図に水線が記入されているが、先の出水でひどく荒れており、水流もなかった。

 853メートル標高点から尾根道になり、大ダワの分岐を直進。
 再び尾根道になれば、主稜線まですぐだった。

雲取山・天祖山・芋木(大きな写真)
鷹ノ巣山(大きな写真)

 主稜線の道は凍結していたので、すぐに軽アイゼンを装着したが、結果的には、アイゼンなしでも問題なかった。
 川苔山へは尾根左のトラバース。
 舟井戸の水場への踏みあとを行ってみようかと思ったが、水音は全く聞こえず、涸れていそうに思ったので、スルーした。

 主稜線は雑木林で、登山道には溶け残った雪が白く、いい感じだった。
 久しぶりの川苔山は、好展望の日だまりで、相変わらずいい感じで、富士山・大菩薩・石尾根と雲取山・長沢背稜から三ツドッケあたりがよく見えた。

 ここで大休止。

 川乗橋コースや大丹波林道コースが台風による崩壊で通行止めになっているので、川苔山に来るには事実上、本仁田山から尾根をくるか、赤杭尾根をくるか、この日自分が来た道をくるか、いずれかとなるのだが、どれもそれなりにロングコースなので、ハイカーは多くない。
 とはいえ、何人かが、川苔山を訪れては立ち去った。

富士山(大きな写真)
仙元峠(大きな写真)

 浦山へは、主稜線へ戻って北へ下る。
 このあたりは防火帯なので、ところにより展望が開ける。
 相変わらず、いい天気だ。

 踊平の先で巻き道の分岐。
 前に来たときは尾根道を行った。
 巻き道に崩壊箇所があるという注意書きがあったが、なんとかなると思って今回は巻き道に入った。

 巻き道のほうがはるかに楽に行けるのは事実だが、距離がかさむので、思ったより時間がかかった。
 数ヶ所の崩壊地は高巻きによりクリアしたが、時間もかかることだし、初心者はやめたほうがよさそうだと思った。

 最後の急登でようやく蕎麦粒山。
 ここに来たのはこれで9度目。
 思ったより時間がかかったのだが、休まずにはいられない。
 いくらか雲が出てきていて、展望はなくなっていた。

長い人(大きな写真)
大日堂(大きな写真)

 いくらか元気を取り戻して、仙元峠へ最後の登り。
 大日堂からの終バスは16時である。
 2時間半あれば下山できるはずなので、まずはホッとした。

 ここからは北面なので、雪がいくらか残っており、よく知ったルートなのにちっとばかりミスをした。
 やっぱり疲れたので、57号鉄塔でお茶を一杯飲んだ。
 それでもバス停まで、仙元峠から2時間で下れたのは、上出来だった。