霧氷の鷹ノ巣山
−鷹ノ巣山から六ツ石山−

【年月日】

2019年12月21日〜22日
【同行者】 全部で8名
【タイム】

12/21 倉戸口(8:03)−倉戸山(9:42-9:52)−榧ノ木山(11:13-11:23)−水根山T字路(12:11-12:21)
   −鷹ノ巣山(12:54-13:10)−鷹ノ巣避難小屋(13:31)
12/22 鷹ノ巣避難小屋(6:11)−鷹ノ巣山(6:40-7:02)−城山(7:49-7:59)
   −六ツ石山(8:49-8:59)−越路ノ辻(10:23-10:34)−奥多摩駅(11:40)

【地形図】 武蔵日原、奥多摩湖 雲取山 丹波 ルート地図(二日目電池切れ)

一日目(倉戸口〜鷹ノ巣避難小屋)

 倉戸口までの電車とバスの乗り継ぎは至って順調である。
 お昼前に晴れるいう予報だったが、とてもそんなふうには見えないほど曇っていた。

 トンネルのわきから集落へ登り、温泉神社を抜けて登山道に入る。
 トラバース気味に登っていくのだが、ひさびさの重荷がけっこうこたえる。

 いい感じの雑木林になってきたのでそろそろ倉戸山かと思うのだが、倉戸山などはちっともお呼びでなくて、登れども登れども急登が続いているように感じた。

 1時間少々で倉戸山に着けるかとナメていたら、2時間近くかかってやっとザックを下ろすことができた。
 いい感じの雑木林だが、天気は相変わらずだ。
 地図を見れば、こんなに歩いたのに、水平距離ではまだ5分の1も来ていない。
 実にがっくりである。

霧氷(大きな写真)
霧氷(大きな写真)

 ここからは平坦な尾根を行くので、ほっとする。
 ちょっと急な榧ノ木山を登りきり、ピークの西側を行くとパラパラと降り始めた。
 これも想定外だった。

 このあたり、ヒノキの葉に雪らしいものがついていたが、水根山直下のT字路あたりまで来れば下草や灌木の枝に霧氷がついて、なかなか美しかった。
 霧氷を払いながらトラバース道を行き、防火帯に上がれば、時おり青空が見えるほどにまで天気が回復してきた。
 青空に映える霧氷を見ることができたのは、かなり幸運だったと思う。

 鷹ノ巣山から富士山は見えなかった。
 冷たい西風が吹いていて、霧氷が激しく散り、それはそれで見ものではあった。
 南側が晴れるようすはなかったので、ゆるゆると避難小屋に下った。

 小屋にはとりあえず誰もおらず、天気もよくないし、翌日は雨ときどき雪という予報だったので、泊まろうという登山者が来そうには思えなかった。
 問題は、片方のトイレの扉が中から開かないことだったが、そのことを同行者が早々に発見してくれたので、犠牲者が出ることはなかった。

 水場の水はよく出ていた。
 2年前はたいへん苦労したので、水が出ていてありがたかった。
 とりあえず時間があったので、フルーチェを作って、コーヒータイムにした。

二日目(鷹ノ巣避難小屋〜奥多摩駅)

朝の富士(大きな写真)
白峰三山(大きな写真)

 夜半にトイレに起きてみると、満天の星空で、翌朝が楽しみだったが、朝起きてみると、前日より多少ましな程度の曇り。

 ご来光10数分前に山頂着。
 曇ってはいたが、遠景の山はよく見えていた。
 丹沢・富士山・道志・三ツ峠・大菩薩連嶺・南アルプスが見えてまずまずの光景だったが、奥武蔵方面から出るらしき太陽のまわりは雲が厚く、ピンク富士を見ることはできなかった。

 ほどほどの時間となったので、防火帯を東へ下る。
 前日美しかった霧氷はすべて溶けてしまっていた。

ブナの道(大きな写真)
供養塔(大きな写真)

 まだ早いし、ゆるやかな下りなので、調子はよかった。
 城山で休み、次に六ツ石山に着くころにはやっぱり疲れ始めていた。

 奥多摩駅に着いたのは、ほぼ計画通りの時刻だった。