早春の里山
−大垂水峠から景信山−

【年月日】

2019年3月14日
【同行者】 単独
【タイム】

大垂水峠(8:59)−城山(9:53-10:25)−景信山(11:18)−
小下沢登山口(12:09)−梅の里入口バス停(12:35)

【地形図】 与瀬、八王子 上溝 拝島 ルート地図

 相模湖駅から大垂水峠に行くバスは8時半過ぎに出る。
 下調べが不十分だったため、7時過ぎには相模湖に着いてしまい、時間がかなり余ったため、読書がはかどった。

 大垂水峠から植林の中を緩やかに登っていく。
 多分ハナイカダが群生しているのだが、葉はまだ展開していない。

城山から大室山(大きな写真)
丹沢山・蛭ヶ岳(大きな写真)

 「学習の道」という広い道を渡ると防火帯の尾根になる。
 野菊が芽吹き始めているが、タチツボスミレが多少咲いている程度で、多くの花はまだ咲いていない。
 高尾山の分岐を過ぎ、ゆるく登っていくと一丁平で、富士山や丹沢の大展望が広がった。

富士山(大きな写真)
小仏峠の石仏(大きな写真)

 富士山の全貌を眺めたのは久しぶりだった。
 丹沢では、大山・丹沢山・蛭ヶ岳・大室山がよく見えた。
 西の方は、三ツ峠山や滝子山らしき山が判じられた。

 城山まで行ってベンチで大休止。
 平日だが、ハイカーやランナーが多い。
 完全に空身で、半袖短パンで駆け上がってきて、トイレにまで駆け込んだだけでなく、トイレからも走って出てきて下っていった人がいた。
 その人は、小仏峠あたりまで下ったあと、同じ道を再び走り登ってきた。

 小仏峠には明治天皇がここでお茶を飲んだという仰々しい石碑があり、少し先に、宝暦六年と記された青面金剛像があり、こちらは由緒正しきものと思われた。

ミツマタ咲く(大きな写真)
ハナネコノメ(大きな写真)

 小仏トンネルの上あたりを登っていると、自動車の騒音が聞こえてきた。
 いつも賑やかな景信山では、茶店の庭に植えられたミツマタが咲き始めていた。

 底沢峠まで行く予定だったが、小下沢を下ってみようと思い直し、トイレの横を真東へ下る。
 小仏バス停の分岐を過ぎればハイカーも少なくなるかと思いきや、意外なことに、団体さんを含め何人もが登ってきた。

ユリワサビ(大きな写真)
ニリンソウ(大きな写真)

 小下沢沿いまで下ると、でかいカメラを構えた人々があちこちに群がっており、ハナネコノメが咲いているらしかった。
 人の集まっていないハナネコノメも何ヶ所かあり、ニリンソウやユリワサビも咲いていた。

 林道に出てから、12時41分のバスに乗りたいと思って、少し急いだ。
 梅の里の梅祭りをやっているらしく、ぎゅうぎゅう詰め状態だったが、バスには間に合った。