−初夏の御前山− |
【年月日】 | 2010年5月18日 |
【同行者】 | 単独 |
【タイム】 |
堺橋(8:48)−トチノキ広場(9:38)−湧水広場(10:44) |
【地形図】 | 奥多摩湖 ルート地図 |
さすがに平日とあって、奥多摩の駅にハイカーの姿は少なかった。
林道が右に急カーブするところから登山道が始まるのだが、入口には柵がしてあり、伐採作業につき、平成21年12月まで通行止めだという表示がつけられていた。
かなり藪っぽい道をいくと、足元にはラショウモンカズラやヒメレンゲ、クワガタソウなどが咲いていた。
沢がずいぶんやせたあたりで、栃寄大滝を見る。
大滝の上には瘤のある大トチがあった。
沢音がさらに小さくなって、ゴハンギョウの滝。
右上にガードレールが見えてきて、地形図にのってない車道に出る。
その先は、体験の森という公園になっており、箱モノはないものの、ベンチなどが整備されてあった。
体験の森は、原生林に歩道をつけて整備した感じのところで、随所に巨木もあって、見どころがあった。
カツラの木のところからしばらくトラバースして、尾根に乗る。
湧水広場という展望台からは奥多摩北部が見渡せるうえ、すぐそばに水場がある。
尾根をはずれて再びトラバース道になると、ミツバツチグリやニリンソウ、白いスミレが多くなる。
御前山避難小屋は、20年前に来たときから建て替えられて、ずっときれいになっていた。
小屋からは、カタクリの花がらが残る中をしばらく登ってピークへ向かう。
少し休んで、大ダワへ向かう。
鞘口山・大ダワをへて鋸山まで、けっこうな早足で1時間かかった。
展望のない鋸山から愛宕神社へは、長い下りとなる。
中ほどにある岩場を下りきったあたりの露岩上に、天聖神社と記された小祠があり、阿吽の天狗レリーフが建ててあった。
登計集落や奥多摩の街並みが樹間から見えるようになると、道路に出て、下山したも同然の風情となるが、最後に愛宕神社への急登があった。
神社の先から長くて急な石段を下りきると、奥多摩駅はすぐ先で、ジャストタイミングで電車に乗ることができた。
|