川苔山から蕎麦粒山

【年月日】

1989年11月3日
【同行者】 単独
【タイム】

古里(7:40)−川苔山(11:20)−金倉橋バス停(16:00)

【地形図】 武蔵御岳、原市場、武蔵日原

本仁田山から望む川苔山
 古里駅から、間違えずにうまくコースに入ることができた。

 道はスギの植林の間を沢沿いに登っていく。
 道端にはキバナアキギリやアキノタムラソウ、アブラギクなど。

 ズマド山を巻き終えたところで川井からのコースと出合う。
 右手の岩茸山と惣岳山が雑木ごしに迫ってきて、みごとだった。

   そこから本格的に赤久奈尾根の登り。
 尾根上と東側はナラなどの雑木だが、西側はずっとスギ。

 道端でクリタケを発見。

 赤久奈山を巻き、雑木のなかの急登を登りきるとマツの木が立つ休み場。

 曲ヵ谷南峰の直下はササがかぶっていてそれまでとは違う感じ。
 ここから川苔山は一投足だ。

 南峰と川苔の鞍部には「川苔小屋」が建っているが、これは山小屋ではなく売店。
 舟井戸の水場は水量が少なく、水も汚いが、これを使うしかない。

 川苔山に向かって登り返すと、川苔小屋から一息で山頂。
 そこからの展望は、すばらしいの一言に尽きる。

 南は大岳、御前など奥多摩中心部が目の前に広がり、遠く丹沢の稜線の上には白く光る富士山がある。
 西から北にかけては雲取から長沢背稜、三ツドッケから蕎麦粒山が近い。

 山頂にはどこから来たのか、30人近い人々が憩っており、にぎやかだった。
 曲ヵ谷南峰からは防火帯の道。

 カヤトでは、リンドウやセンブリの花がそこここに咲いていた。

 日向沢の峰南峰から桂谷ノ頭、そして蕎麦粒山。

 蕎麦粒山からは、秩父市内がよく見える。
 午後もかなりまわったので、富士山は霞のなかに消えてしまった。

 仙元峠から浦山に向けて下った。