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【年月日】 | 2012年3月25日~26日 |
【同行者】 | 単独 |
【タイム】 |
一日目 鴨沢西(9:34)-高畑(10:32-10:44)-丹波分岐(12:15-12:23) |
【地形図】 | 丹波、雲取山 ルート地図 |
ちょうど一ヶ月前に同じコースを歩いたのだが、今回は同行者が多いので、にぎやかな山行きとなった。
朝早い時刻の西東京バスは、鴨沢西までしか行ってくれない。
バス停から親川の登山口までは、国道を歩く。
高畑で小休止。
重荷を背負っての後山からの急登はきつかったが、ほどなく平坦な天平の尾根。
丹波天平の三角点近くになると、消え残った雪がちらほら出てきた。
竿裏峠から三条の湯へのトラバース道は、風情のよいところだ。
ここは尾根の北面にあたるので、道の凍結が危惧されたが、案の定、融解と凍結を繰り返して氷化した雪が道に残っており、危なかったので、軽アイゼンを装着。 三条の湯までの間でフルにアイゼンを使ったので、結果的には、翌日、凍結した急下降をしっかり下る、いい練習ができた。
三条の湯に着いたのは16時過ぎと、ずいぶん遅かったので、ただちに炊事を開始した。 寒気が入っていたので、寒さは覚悟していたのだが、眠りにつくころは暖かいくらいで、明け方になっても、予想していたほど寒くなかったのは幸運だった。
翌朝、出発したのは5時40分。
三条の湯上部の南側斜面に雪はなく、順調に登っていけた。
ここからは桟道を交えたトラバースが続くのだが、気を抜くことができるところはほとんどなかった。
北天のタルからは、踏みあとが細くなり、崩落箇所も出てくるので、先頭を交代して進んだ。
崩壊地の状況は不明だったが、下から観察すると、雪は十分残っており、もし凍結していたらかなりの危険が予想された。
コメツガやシャクナゲのヤブではあるが、倒木も少なく、まぁまぁ歩きやすい方と言えたが、踏み抜くと厄介な雪質は相変わらずだったので、ここはかなり消耗した。
三角点まで来れば、長い登りは残っていない。
ここまで大展望には恵まれないコースを歩いてきたのだが、禿岩にたどり着いて、一気に報われた。
禿岩から前飛竜、さらに前飛竜からの下りでは、急な下りについた雪が氷化しており、なかなか神経を使うところになっていたが、激しく転倒するような人がいなくて幸いだった。
熊倉山手前でアイゼンを外し、竿裏峠まで下ってくると、12時を少し回ったところで、前回より少し早い。
最初の長いトラパースを終えて、ジグザグ下りになったあたりにも立派なミズナラがあり、急なばかりのこの下りにも、それなりに見どころはあった。 今回、久しぶりに大パーティの山行になったが、途中のアクシデントもなく、全行程を歩ききれてよかった。
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