白泰山

【年月日】

2007年5月13日
【同行者】 多数
【タイム】

大滝元気プラザ(6:06)−大峰(6:57-7:05)−十二天(7:55-8:05)
一里観音(8:39-8:50)−白泰山(10:06-10:40)−栃本広場(12:30)

【地形図】 三峰、中津川

 登山口は大滝元気プラザのゲートわき。
 ほぼずっとスギ林。

一里観音
白泰山から望む甲武信岳

 急なところを登れば尾根道で、ゆるく登降していく。
 北側は滝沢ダム、南側は二瀬ダム。
 どっちを向いてもダムの湖水が見える。

 雑木林にはミズナラの巨木がちらほら。
 あずまやの手前からしばらく車道歩き。
 このあたりではヤマツツジがちょうど満開だ。

 コルリ、ツツドリ、シジュウカラなどのさえずりも多い。
 再び山道に入るとまたスギ林だが、フイリゲンジスミレが気息奄々ながら咲いていた。
 小1時間歩いて大峰。
 このあたりが大峰トンネルの上か。
 樹林越しに、両神山が近い。

 栃本広場が近づくと至るところに分岐やベンチや水道などがあって、ずいぶん整備されていた。
 引きつづき登降を続けて十二天のピーク。
 あまりはっきりしないピークだが、感じのよい雑木林だ。

 標高1300メートル内外から中津川側はカラマツ林、大滝側にブナが多くなってくる。
 スズタケが次第に濃くなるが、このあたりのスズタケはさほど枯れていない。

 クランク状に道が曲がると栃本からの道と合流。
 その後しばしで一里観音。
 この前に来たときは冬で、雪も降っていたからよく見なかったのだが、あたり風化していない、きれいな石仏だ。

 やがて大滝側が原生林になり、ツガやウダイカンバが出てきて気分がよい。
 奥秩父の原生林はなんといっても最高によい。

 樹林越しに見える破不や甲武信がとても近い。
 センダイムシクイ、ウグイス、エゾムシクイ、ジュウイチのさえずりがにぎやかに聞こえてくると、釣りに行きたくなる。

 ミツバツツジやアセビが咲き残っているが、先日の強風によるものか、折損したものも多い。
 オオカメノキの花が咲き、コマドリのさえずりがあちこちから聞こえてくると、白泰山はもうすぐだ。

 17年前にはなかった白泰山への分岐から急登。

 山頂は樹林に囲まれた小空間。
 それでも、南側の岩に立つと、甲武信三山や突出尾根が望まれる。
 ここで大休止。

 帰りは来た道を戻る。
 一里観音先の分岐を直進するとまもなく林道。
 あとは林道通しで栃本広場まで戻った。