展望の尾根2
- 龍王山(神成山) -

【年月日】

2025年9月30日
【同行者】 単独
【タイム】

南蛇井駅(8:10)−新堀神社(8:42)−吾妻山(8:45-9:17)
−龍王山(10:05-10:17)−神農原駅(10:57)

【地形図】 下仁田 松井田 

 5時半過ぎの秩父線に乗る。

 寄居駅で八高線に乗り換え。
 関東で未電化(ディーゼル車)の区間は、他にどこがあるんだろう。

 高崎駅で上信鉄道に。
 こちらはスイカに対応してなくて、自販機で切符を買い、駅員さんにぱちんと鋏を入れてもらう。
 無人駅では、整理券と一緒に運賃箱に運賃を入れる。秩父鉄道と同じだ。

 南蛇井駅は有人駅。

上信電鉄
龍王山の山並み

 駅すぐ東の踏切を渡ると、さっそく道標がある。
 ありがたい。

 龍王山の尾根を見ながら、田んぼの中の道を行く。
 ちょうど稲刈りの最中だった。

 去年同様、新堀神社の手前から山に入り、5分も歩かずに吾妻山で大休止。

博物館
ウラナミシジミ

 クヌギやミズナラのどんぐりが落ちているが、落ち葉がほとんどなく、掃除したてのようだった。
 あとでわかったのだが、じつは地元の方がプロワーで落ち葉掃きをしてくださっているのだった。

 南側が絶壁になっているので、主に南が好展望。
 天気はあまりよくないが、鹿岳・四ツ又山・小沢岳など南牧の山々、表妙義の一部が望まれた。
 晴れていれば、浅間山も一部見えているのではないかと思う。

 第五峰に石祠と常夜灯。
 これは何神様か。

オケラ
龍王山からの展望

 この山には、小さなショーケース製の自然博物館も設置されている。
 陽当たりでオケラの花がらが点在する。

 ミズナラが多いのだが、多くにカシナガの食痕がある。
 残念だが、ここのミズナラは来夏、枯れてしまうだろう。

 物見台下に、「大日大聖不動明王」と掘られた供養塔。
 さらに「五大龍王」と「御嶽大神」の石塔。
 戦国時代に山城だったこの山だが、江戸時代になると御岳修験の信仰の対象になっていたらしい。

 龍王は、降水を差配する神である。
 麓の古代蓮池は確か、湧水池だった。
 この湧水が一帯の水田を潤していたのだろう。

 眼下で、ガタンゴトンと上信鉄道が走った。

 中学校が近くなると不動像が二体。
 ちょっと新しい感じがするのだが、気のせいか。

 そばに普寛霊神の供養塔も。
 修験と龍王とはどんな関係なのだろう。

 中学校から神農原駅まで、すぐだった。