牛頭尊立つ峠
- 小柏峠から熊倉山 -

【年月日】

2024年2月20日
【同行者】 単独
【タイム】

駐車地(11:00)−轟登山口(11:21)−お天狗山(11:28-11:59)
−小柏峠(12:41)−熊倉山(13:13)−お菊が池(13:39)
−駐車地(14:17)

【地形図】 上州吉井 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小可)

 今回は轟からアプローチした。
 宝積寺を過ぎ、林道をどんどん登っていく。
 雪も消えて、落石もあまりないから走りやすい。

 道路の広くなったところに自動車をとめた。

表妙義
小柏峠の牛頭尊

 しばらく林道を行く。
 少し先に菊が池分岐の道標。
 帰りはここに戻ってくる予定だが、林道を進む。

 林道終点は、すでにお天狗山の直下である。
 これだけいい道ができているのでは、表参道は廃道になってしまうかも。

 とりあえずお天狗山に登って、大休止。
 この日は先日ほど晴れておらず、浅間山は足元しか見えなかった。

雑木林
金毘羅大権現祠

 お天狗山からやや戻り、尾根を南進する。
 ここから先は道なし。
 作業道が尾根を横切るが、基本的に尾根を登る。

 稜線のやや下の急斜面から小柏峠へはトラバースになるはずだが、峠道は見当たらず、かなり立派な鹿道が走っていた。
 ここは鹿道利用でトラバースするが、鹿は峠に用がないらしく、峠を通り過ぎてしまった。

 峠前後には道形があり、上日野村側の道はかなり明確に残っているように見え、下ってみたく思ったが、時間も体力もないので、熊倉山へ向かった。

 尾根を行くと、無名峠。
 甘楽町側からの道はあるが、上日野村側にはそもそも道がなさそうに見えた。

 ここから緩やかな尾根道が続く。
 甘楽町側は雑木林でいい感じだ。

 穏やかな尾根が熊倉山まで続く。
 熊倉山からは、ほぼ真北に急斜面を下る。

お菊の碑
道標

 ここはマーキングを追って下る。
 平坦地まで下ると、小さな覆屋の屋根が見えてくる。

 覆屋の中には金毘羅大権現の祠があった。
 お菊の祠と言われているが、金毘羅権現とお菊はどのような関係なのだろうか。

 祠の前には立派な神像が二体。
 お菊との関係はますますわからない。

 菊が池の道標が示す方向に行ってみると、池は存在せず、石が積み上がった上にお菊の碑と新しい観音像が建っていた。
 お菊の碑に日付はなく、いつ建てられたのかまったく不明。
 お菊伝説を証するものはカケラもない。

 ここから薄い踏みあとをたどって林道に出る。
 林道は意外に長かった。