紅葉今少し
- しれいた山から落沢岳 -

【年月日】

2019年11月12日
【同行者】 単独
【タイム】

宮室の逆転駐車場(10:35)−しれいた山(11:54-12:21)−落沢岳(13:33-13:44)
−宮室の逆転駐車場(15:36)

【地形図】 荒船山 下仁田 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)

 地形図を一見する限りでは、急登以外に問題はなさそうだが、行ってみると、なかなか剣呑な尾根だった。

 宮室逆転層の駐車場から少し下って、風口への橋を渡り、集落の外れまで行って尾根の末端に取りついた。
 鹿道が錯綜するスギ林を急登し、孟宗竹の林を抜けると明瞭な尾根となる。

 踏みあとは消え消えで、ほぼないに等しいが、ヤブがないので全く問題なし。
 傾斜もやや緩む。

 ヒノキ林を淡々と登ってしれいた山。
 ピークは疎林で、まずまず好展望。

アキノキリンソウ(大きな写真)
鹿岳と四ツ又山(大きな写真)

 北側に表妙義。全山が無傷で見えていた。
 裏妙義の赤岩ものぞいていた。
 大きな山は大桁山だが、特徴に欠ける。
 南は稲含山が高い。

 ここで大休止。
 この先、懸垂下降したというサイトもあったので、シットハーネスを装着。

表妙義(大きな写真)
しれいた山を振り返る(大きな写真)

 荷をやや軽くして、落沢岳へ。
 まずは、しれいた山直下のヤセ尾根の急降下が問題だが、灌木が生えているのでとりあえずはどうにかなった。
 下りはじめの露岩から四ツ又山と鹿岳が近かった。

 しばらく植林帯の穏やかな下りだが、落沢岳へは一転してひどい急登となった。
 最初のうちは単なる急登だが、左に岩場が見える中段からは、岩とブッシュのクライミングを強いられる。
 ヤブがあるので危険はないのだが、先日の大雨で岩が緩んでいそうな感じがして、気を使った。

 クライミングのあとも急登の尾根を登り下りする。
 落沢岳には、地形図には全く記載されていないピークがいくつもあって、かなり時間がかかる。

 本峰手前のピークが好展望。本峰はさほどでもない。
 とても疲れたので、本峰で小休止。

 ここから先は、登り下りはあるものの、ヤセ尾根やクライミングはなし。
 雑木が主なので、明るくていい感じだ。
 紅葉にはあと、一週間程度かかりそうだった。

オオモミジ(大きな写真)
土が流失した林道(大きな写真)

 鹿岳方面に少し行ったところから緩傾斜のスギ林を下る。
 沢に降り立つと、普通は踏みあとくらいはありそうなところだが、出水によってほとんど消滅しており、沢下りを強いられる。
 とはいえ、通行困難なところはなく、無事に沢に沿う砂利道に出た。

 じつは歩きにくかったのはここからで、道が完全に崩壊したところや、水が流れて岩盤が露出したところが続き、歩行に気を使った。
 舗装路になっても路面のコンクリが剥がれたところなどあって、思ったより時間がかかった。
 このようなところは復旧すること自体が困難だろうと思う。