九十九谷周回
- 山村の風景 -

【年月日】

2019年5月30日
【同行者】 単独
【タイム】

登山口駐車場(10:12)−馬の背先(11:01-11:28)−観音岩(11:50)
−登山口駐車場(12:43)

【地形図】 荒船山 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)

 九十九谷登山口には大きな駐車場ができていた。
 たぶん畑を潰したのだろうと思うと、申し訳なかった。

 上の登山口から養豚場の横を通って、しばらく遊歩道を行く。
 一枚岩の割れ目に観音様が祀られていて、それを拝むためのハシゴがかけられたところがあり、信仰が生きていることがわかった。

 軽自動車が通れそうなほど広い遊歩道をずっと行き、峠状の不動寺分岐から山道に入る。

 すぐに馬ノ背で、ヤセ尾根だが、鉄の杭がずっと立ててあって、恐怖感はない。
 かなり急な岩場に傾斜の強いハシゴがかかっているところがあった。

クラック観音(大きな写真)
はしご(大きな写真)

 こんなところによくハシゴを掛けたものだと感心しつつ、ほんとに大丈夫なのか確かめながらハシゴ場を通過。
 その先は、ロープ混じりの急登。

 見晴らしのいいところが随所にあって、鹿岳や四ツ又山が正面、足元には不動寺の屋根が見えていた。

 急なところを登りきって、穏やかになった木漏れ日の平坦地で大休止にした。
 そろそろ日なたでは暑い季節になった。

鹿岳と不動寺(大きな写真)
ブナ(大きな写真)

 展望台には御岳神社という表示があり、石祠がおかれていた。
 足元はよくないが、南牧の山が一望できるところだった。

 観音岩の分岐手前に、ブナの大木が一本。
 ブナに会えるとは思っていなかったので、ラッキーだった。

 分岐の石祠を見て直進すると、観音岩。
 各種観音の石仏と石祠があり、岩の上にも観音像がある。
 表妙義・裏妙義がよく見えた。

 ここから先へは通行止めになっていたので、引き返す。

 分岐から南東への小尾根を下る。

観音岩(大きな写真)
スラブと上底瀬集落(大きな写真)

 眼下には九十九谷の一枚岩。
 その向こうには上底瀬の集落が見える。
 畑はまだ白っぽいから、こんにゃくの芽はまだ出ていないらしい。

 下底瀬へ下ろうと思っていたのだが、道標にバツ印がしてあったので、そちらに行くのはやめた。

 鷹ノ巣山は小さな岩峰だが、ずいぶん下ってしまったので、遠望は全くなし。
 駐車場までは、すぐだった。