荒船山周回
- 威怒牟畿不動再訪 -

【年月日】

2019年1月13日
【同行者】 単独
【タイム】

線ヶ滝駐車場(10:25)−威怒牟畿不動(11:20-11:46)−経塚山(13:03)
−艫岩(13:39-13:57)−星尾峠(14:31)−線ヶ滝駐車場(15:59)

【地形図】 荒船山 信濃田口 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)

 もう少し早く出発したかったが、また出遅れた。
 線ヶ滝駐車場から、先日下ってきた道を登る。
 1ヶ月前に通ったばかりなのに、登りはじめてすぐに、踏みあとを失った。

 荷物を軽くするために、威怒牟畿不動前のベンチで小休止。

大沢一心の墓(大きな写真)
威怒牟畿不動(大きな写真)

 威怒牟畿不動の飛滝は、凍って小山になっていた。
 今回は、右からへつって、オーバーハングの下に行ってみた。
 不動尊があったと思しきところは空っぽだったが、不動の石像やいくつかの石造物がおかれていた。

 ここから立岩の尾根へトラバース登り。
 登りついたところから、毛無岩からの主稜線までは、けっこうな急登だったが、大屋山や毛無岩がよく見える展望地はなく、おおむね樹林ごしの展望だった。

 主稜線にたどり着いても、経塚山はずいぶん高い。
 標高を上げていくと、尾根の北側には雪が薄っすらと積もり、トラバースや急降下には気を使った。  このあたり、20年ほど前はスズタケの密ヤブで、過去の山行記には、

 首がササの上に出ないと、ケモノ道を歩いているのと同じ状態だ。
 場所によっては、腰をかがめて歩いた方が歩きやすいところもあった。
 腰をかがめてササの中を歩いていると、「自分はひょっとするとタヌキなのではないか?」という妄想が頭をよぎるので、精神的によくない。

などと書いてあるが、今スズタケは枯れ果てて、ヤブはまったくなく、最後の登りがきついだけが問題だった。

 経塚山は展望もないのでスルー。
 艫岩への鞍部に向け下る。

 艫岩へは、部分的の雪の積もった平坦地をのんびり歩くだけだ。
 野鳥が多いので、望遠レンズがあるとよかったかもしれないが、ゆっくり時間はあまりなかった。

霧氷(大きな写真)
影(大きな写真)

 純白の浅間山が見えると期待してきたのだが、雲がかかっていて残念。
 北アルプスもぼんやり見えていたので、上空に寒気が残っていたのだろう。

 避難小屋の休憩舎で小休止。
 寒暖計は氷点下2度をさしていた。

雑木林(大きな写真)
ミズナラ(大きな写真)

 登山口まで下りとはいえ、距離は長いので早々に腰をあげ、来た道を戻る。
 星尾峠へ急降下し、谷へと下っていく。

 以前来たとき気になりはしたが樹種のわからなかった大木はトチだった。
 数本の大トチがあって、なかなかみごとだった。

大トチ(大きな写真)
イモリの滝(大きな写真)

 沢の中の踏みあとは不明瞭で、ときどきルートを外しそうになるが、赤テープの目印がしっかりしていて、特に問題なかった。

 イモリの滝から少々登って岩壁を回り込み、スギ林になってしばらくで、威怒牟畿不動の分岐に合流した。
 陽はすでにずいぶん傾いていた。