霧雨の桧沢岳

【年月日】

2018年9月9日
【同行者】 単独
【タイム】

大森橋(11:32)−登山口(11:43)−西峰(12:41-13:14)
−桧沢岳(13:28)−桧沢神社(13:35)−大森橋(14:32)

【地形図】 神ヶ原 十石峠 ルート地図

 秩父はまぁまぁいい天気だったので、桧沢岳に出かけたのだが、湯の沢トンネルを抜けると雲が低く垂れ込めていて、稜線では雨が降っていることが想像された。
 県道から根草への道は車道ながら急傾斜で、ここで暮らすのは骨が折れると感じないではいられなかった。

 周回コースを予定していたので、根草手前のT字路の路側に自動車をとめ、登山口に向かった。

 26年前に来たときには、駐車スペース横のお宅は別荘らしかったが、それ以外の家には人がいて、登山道の様子をうかがったりしたのだったが、この日、登山口周辺のお宅には人が暮らしている気配が感じられなかった。

 登山口から人家の縁先を通って山道に入るところは、以前と同じだが、その家はすでに長く無住になっているように見えた。
 石垣を積んだ傾斜畑に作物は植えられておらず、見るところすべてが荒れた感じだった。

山畑あと(大きな写真)
キミアシイグチ(大きな写真)

 尾根に乗るとほぼずっと急登が途切れない。
 尾根の東側は植林で、西側は雑木林である。

 きのこはいくらか出ているが、思わしいほどではなく、キミアシイグチ・アカイボカサタケ・キイボカサタケ・ホコリタケなどがちらほらという感じだった。

 案の定、上部へ行くに従って霧雨となり、ツツジの小枝についた水滴が服を濡らした。
 ガスが濃く、展望はもちろん皆無。
 ひたすら登るだけだった。
 足元には、タカネママコナが花盛りだった。

山頂の祠(大きな写真)
桧沢神社前休憩舎(大きな写真)

 鞍部から西へ少し行ったところが西峰で、展望地だが、見えるのは白一色だけだった。
 雨も大したことがないので、ここで大休止。

 鞍部に戻って本峰へは、岩場混じりなので、足元が乾いていたほうが快適だと思う。
 岩場では、イワギボウシが咲き始めていた。

タカネママコナ(大きな写真)
桧沢神社(大きな写真)

 山頂の祠に幣束が見当たらないので、お祭りはしていないようだ。
 展望もないので山頂は通過。

 北へ急降下し、ついで南へトラバースする。
 再び尾根に出たところにも展望地があるのだが、ここももちろん残念。

ホコリタケ(大きな写真)
ヒラタケ(大きな写真)

 尾根から外れるとスギ林の中の下り。
 ジグザグ下りのこちらの踏みあとははっきりしており、歩きやすかった。
 駐車地までは、すぐだった。