久々に鹿岳
- 高原から往復 -

【年月日】

2012年11月25日
【同行者】 単独
【タイム】

駐車スペース(12:45)−鞍部(13:38)−一ノ岳(13:44)
−鞍部(13:53)−ニノ岳(14:05)−駐車スペース(14:56)

【地形図】 荒船山 ルート地図

 移動性高気圧が覆うという話だったので、午前中、薪割りをしてから、鹿岳に出かけた。
 前回、鹿岳に登ったのも、17年前の同じ11月25日だった。
 この季節は、浅間山の勇姿を見に出かけたい気分になるのだろう。

岩壁を登るツル
メグスリノキ

 以前、鹿岳駐車場という広いスペースがあった記憶があるのだが、それが見当たらなかったので、登山口近くの広くなったところに軽トラを止めた。
 下高原の登山口からずっと、スギ林を行く。

 「鹿岳まで70分」という道標のあるところに、何かを採掘したような岩穴がある。
 雨の時には、雨宿りできそうだ。

伐り捨て間伐
二ノ岳と雑木林

 スギ林は既に収穫適期であり、間伐で伐り捨てられた丸太が、いたるところに積み重ねてあった。
 左手の小尾根に急登すると、ここにも岩穴がある。
 こちらは、自然にできた岩陰で、雨宿りはできそうだが、崩れそうな気もする。

 その先でスギ林を抜けて、荒れた潅木林ときれいな雑木林を見ると、ちょっとした鎖場の上の鞍部に着く。
 鞍部では、北東から冷たい風が吹き上げていた。
 前回同様、まずは一ノ岳へ向かう。

霜柱の季節
一ノ岳は摩利支天峰

 鎖はかかっていないが、岩混じりの急登しばしで、一ノ岳。
 岩の上に、「摩利支天」の石塔がある。

 八ヶ岳までが見通せて絶景だが、浅間山が見えなかった。
 時間も限られているので、休まず主峰の二ノ岳へ。

一ノ岳から二ノ岳を望む
二ノ岳から浅間山(大きな写真)

二ノ岳から妙義山(大きな写真)
二ノ岳から下仁田市街を望む(大きな写真)

 霜柱の立つ急なところを慎重に下り、四ツ又山の分岐を見てしばらく行くと、ちょっとしたハシゴ場となる。
 このハシゴだが、木製で、針金やカスガイで止めてあるのだが、木がかなり朽ちており、やや不安である。
 これを登ると、鎖の下がった岩場のトラバースで、その先は何の問題もない登りだ。

崩れそうな岩峰
二ノ岳から一ノ岳を望む(大きな写真)

 二ノ岳の展望は一ノ岳に勝り、浅間山・八ヶ岳・上越の山々・奥白根などが一望できた。
 一帯の里山はまだ完全に落葉しておらず、紅葉の残った眼下の雑木林も美しかった。

 木々岩峠への踏跡にも行ってみたかったが、既に午後2時を回っていたので、来た道を戻った。