桧沢岳周回

【年月日】

1992年11月13日
【同行者】 単独
【タイム】

大森橋(10:53)−髭摺岩(11:44)−桧沢岳(12:01-12:14)
−神社(12:20)−大森橋(1:00)

【地形図】 神ヶ原、十石峠

塩之沢峠から桧沢岳を望む

 大森橋のたもとに自動車をおいて、まずは根草の集落に向かう。
 根草には別荘らしい洋風の家があり、ちょっと奇異な感じ。

 畑のなかの道をすこし登ると、畑仕事をしていた人に桧沢岳への道を聞いた。
 別荘になっているらしい古い屋敷の庭先を通り、スギと雑木の境につけられた急な道をゆっくり登る。

 クリタケでもありそうな感じだがすでに紅葉も終わり、初冬のおもむきだ。
 リンドウがいくつか咲いているがもはや寂しげな感じ。

 小1時間ほどの登りで稜線下の岩壁基部の展望台である髭摺岩に着いた。
 桧沢村の黒沢助平という人が建てた「龍徳不達天」と刻まれた石柱が一基。

 雨乞いをしたが効果がなかったという意味か。
 助平さんの無念が伝わってくる。

 ここからミツバツツジやアセビの中を少し行き、手足を使って稜線へよじ登る。
 ほどなく小さなほこらと石灯篭の置かれた山頂。

 潅木ごしに西上州の山々が見えるが大展望というほどではない。
 腰をおろすと小さな静寂境となる。

 帰りは来た方向とは逆の方へ下山。

 かなり急な下りがすぐに右に巻くようになると、ベンチと岩室の中にまつられた神社の前。
 水がしみ出ていそうな雰囲気だが岩室の中は乾いていた。
 登山口で聞いたときには御岳神社といっていたようだったが竜神のような気がする。

 そこからはかなり急な下り。

 大きな堰堤の下で丸木橋を渡ると、大森橋まで10分もかからなかった。