ドウダンツツジの尾根
−黒檜山周回−

【年月日】

2016年6月18日
【同行者】 単独
【タイム】

駒ヶ岳駐車場(9:03)−鳥居峠分岐(9:40)−駒ヶ岳(9:51-10:11)
−黒檜山(10:57)−黒檜山登山口(11:42)−駒ヶ岳駐車場(12:02)

【地形図】 赤城山 ルート地図

 前橋インターを降りたのは初めてだった。
 ナビに従って大通りを行くと、左折専用車線に入り込んで、二度ほど遠回りした。

 赤城山への道に入ると今度は、自転車乗りの人々が道路左側を走っていて、走行に気を使った。
 自転車の車列は、赤城山までずっと続いた。

 駒ヶ岳の駐車場まで行ったところで、疲れてしまい、しばらく眠ってから出発した。

 メジャーな山なの大混雑だろうと予想していたが、案の定、登山者が途切れることはほとんどなかった。
 けっこう急な斜面だが、よく整備された道をジグザグに登っていく。
 周囲は若いミズナラ林で、ササの下生えが美しい。

ナナカマド林の道(大きな写真)
サラサドウダン(大きな写真)

 ダケカンバが混じってき、しばらく我慢して登ると、尾根の上に出る。
 右に行くと鳥居峠という道標が立っていた。
 正面の町は大間々あたりだろうから、ここから見える低山の連なりは安蘇山塊だ。
 このところ、この山域にはご無沙汰なので、どこあたりが見えているのか、ちっともわからなかった。

 ここからは一転して、緩やかで明るい尾根道を行く。
 ナナカマドの疎林を抜け、しばらく行ったところが駒ヶ岳だった。
 忙しくしていて下調べも不十分なまま登ってきてしまったので、赤城山に駒ヶ岳が存在することが、なんだか新鮮に感じられた。

 ピークは狭いが、荷物を軽くするためにここで大休止。
 ニンニク飯を食べている間にも、ハイカーが入れ代わり立ち代わり通過していった。

レンゲツツジ(大きな写真)
鞍部から黒檜山(大きな写真)

 黒檜山へは少し下って登り返す。
 鞍部には湿原状のところがあって、黒檜山の斜面に咲く朱色のツツジがよく見えた。

 レンゲツツジとヤマツツジが満開だったので、斜面の朱がどちらのツツジだったかは、わからない。
 あまり目立たないが、サラサドウダンツツジも満開で、そばまで近づいてみると、こちらもまた美しいのだった。
 草花はほとんどなく、クサタチバナがいくらか咲いていた程度だった。

クサタチバナ(大きな写真)
ヤマツツジ(大きな写真)

 急登しばしで赤城山神社の祠。
 花見ヶ原への分岐・下山道分岐を分けてしばらく行ったところが、黒檜山のピークだった。
 その名に反して、クロベは生えておらず、雑木のピークだった。

 ハイカーがあまりに多いので、ここでは休まず、下山にかかる。
 分岐から急傾斜な尾根の下りが、ずっと続く。
 登ってくるハイカーも多く、途中、数十人ほどの団体さんとすれ違うのに、ずいぶん時間がかかった。

下山道から地蔵岳(大きな写真)
マスタケ(大きな写真)

 樹林の切れたところからは、大沼越しに地蔵岳が望まれた。
 下部の登山道は不明瞭で、踏みあとがぐちゃぐちゃに乱れていた。

 車道を元の駐車場まで戻るのに、時間はさほどかからなかった。
 草花が少ないので、今ひとつ見るものが少なかったが、ミズナラの枯れ木に、程度のよいマスタケが出ていたので、いくらかいただいて帰った。