台風一過の高山ぐるり散歩

【年月日】

1998年9月23日
【同行者】 2人
【タイム】

しゃくなげ橋(10:10)−高山(11:55)−
熊窪分岐(1:00)−しゃくなげ橋(2:20)

【地形図】 男体山

 台風が去ったので、まずまずの好天。
 いい季節の休日とあって、日光は人出も多い。

 しゃくなげ橋わきの駐車場に自動車を止め、高山への道に入った。

 はじめはカラマツ林。
 傾斜が出てくるとウラジロモミとダケカンバ、その他広葉樹まじりの植生となる。

 量的にはさほどでないが、きのこが出ていて楽しめる。
 まっすぐに登山道を歩かないので、けっこう時間がかかるが、山歩きの楽しみは速く歩くことで失われるものも多い。

 きのこを見たり、写真を撮ったりしていると、いつの間にか山頂に着いていた。
 小広いところだが、展望はなし。

 ここまでに出ていた主な食べられるきのこは、ヌメリツバタケモドキ、ヤマイグチ、ヒラタケ、ナラタケ、ブナハリタケ、ツエタケ、サンゴハリタケ、ハナイグチ、ムキタケなど。
 毒きのこは、ドクベニタケ、ドクツルタケ、ツチスギタケ、クサハツ、タマゴテングタケモドキ、オオワライタケ、オオキヌハダトマヤタケ、ヒメベニテングタケ、ツキヨタケ、ニガクリタケなど。

 ツチスギタケ、オオキヌハダトマヤタケの写真が初めて撮れたのでうれしかった。

 下山は小田代原へのルートをとった。

 熊窪との分岐から少し下った窪地は、小熊の遊び場かと思える、素敵なところ。
 真横に張り出したダケカンバの枝。
 たわわに実ったヤマブドウ。
 冬眠に使えそうな感じのよい樹洞もあった。

 熊に会ってもみたいが、こちらは招かれざる客だ。

 ヌメリスギタケやクリタケを摘みながら電気バスの通る車道に出ると、ハイカーが多いので、いったん小田代原方面に向かい、ミズナラ林の中をしゃくなげ橋へ戻った。