花咲く高原
−角間山−

【年月日】

2016年7月18日
【同行者】 単独
【タイム】

鹿沢温泉(10:38)−角間峠(11:39-12:00)−角間山(12:47)−90番分岐(13:21)
−東屋広場(13:49)−鹿沢温泉(14:20)

【地形図】 嬬恋田代 ルート地図

 鹿沢温泉紅葉館近くに公衆トイレがあり、そのまわりが広い駐車スペースになっていた。
 少し戻って、99番観音前の分岐を入って廃別荘地を抜け、ブル道をしばらく行く。
 ウツボグサやチダケサシ、キバナノヤマオダマキなどがいたるところに咲いていて、いい感じだ。

ヒオドシチョウ(大きな写真)
クロヒカゲ(大きな写真)

 地形図に記載のある、鍋蓋山ヘ直行する道は廃道のようだ。
 ここから伐採あとのブル道を登る。
 クガイソウやヨツバヒヨドリが咲いているが、ここは陽を遮るものが少ないので暑い。

ゴイシシジミ(大きな写真)
ヤマサギソウか(大きな写真)

 おそらくツマグロヒョウモンだと思われる蝶が飛んでいたが、こんなところにもこの蝶がいるのか。
 蝶といえば、ウラギンヒョウモン・ヒオドシチョウやゴイシシジミに加えて、ヒカゲチョウが木陰で休んでいるのだが、通りかかるとこれがいっせいに舞い上がる。

ヤマサギソウか(大きな写真)
ウラギンヒョウモン(大きな写真)

 90番分岐あたりからブル道が登山道に変わっても、傾斜はごく緩く、ほとんど水平な道がずっと続く。
 花も相変わらず多く、コガネタヌキマメ・ヤマサギソウなども咲いていた。

キバナノヤマオダマキ(大きな写真)
ヨツバヒヨドリ(大きな写真)

 角間峠にあずまやがあったので、ここで大休止。
 たくさんのヒカゲチョウがここで休んでいたのだが、みんな不満気に飛び立った。

カワラナデシコ(大きな写真)
?(大きな写真)

 角間山へは、密生したスズタケの中につけられた道を行く。
 スズタケの密ヤブを見るのは久しぶりだが、いっせいに開花しているところもあったので、いずれ枯れるのかもしれない。

ミネウスユキソウ(大きな写真)
シャジクソウ(大きな写真)

 それにしても、ハクサンフウロ・ミネウスユキソウ・カワラナデシコ・ヤマサギソウ・ワレモコウ・ヤナギラン・シャジクソウ・グンバイヅル・イブキジャコウソウなどが咲き乱れている光景を見たのは久しぶりだ。
 昔は、このクラスの標高の高原状の山に登れば、どこでもこのようなお花畑を見ることができたような気がする。
 笹の中にマルバダケブキがぽつんと咲いている光景も、なんだか懐かしかった。

ヤマサギソウか(大きな写真)
ハクサンフウロ(大きな写真)

 角間山に立つと、展望はなかなかよく、雲が多いなりに、籠ノ登山・桟敷山・湯ノ丸山などが望まれた。
 四阿山は残念ながら雲に隠れていた。

ツマグロヒョウモン(大きな写真)
ツマグロヒョウモン(大きな写真)

 帰りは来た道を戻ったが、90番分岐からコンコン平経由で鹿沢温泉に戻る道に入った。
 ここもいい道だった。

ワレモコウ(大きな写真)
ヒメキマダラセセリ(大きな写真)

 ところがコンコン平と思しき広場からの下山道をミスして、スズタケのヤブを漕ぐはめになった。
 下りではあったが、ちょっと気が緩んでいた。

ヤナギラン(大きな写真)
ヤマサギソウか(大きな写真)

ミドリヒョウモン(大きな写真)
99番観音(大きな写真)

 4時間足らずのライトコースだったが、花が多くてよいコースだった。