ヤマビルに驚く
−裏妙義・丁須ノ頭−

【年月日】

2005年7月25日
【同行者】 多数
【タイム】

横川駅(8:18)−御岳(11:26-11:27)−
丁須ノ頭(13:10-13:40)−横川駅(16:20)

【地形図】 南軽井沢、軽井沢 ルート地図
【関連ページ】 雨上がりの裏妙義

 高崎あたりでは小雨が降っていたが、横川の駅を降りるとガスってはいたものの、雨はあがっており、道路は乾いていた。

 碓井川を渡り、さらに入山川を渡ってスケートリンクあとの釣り堀に出ると御岳登山口。
 麻苧の滝までは、立派な遊歩道を行く。

麻苧の滝
シモツケソウ

 吊り橋を渡って少し急登すると、細流の滝にかかった最初の鎖場。
 岩場が初めての若者たちが、怖そうに登っていく。

 ここからさらに急登。
 登るだけなら若者は速い。

 周囲は雑木林で、きのこが多い。
 ドクベニタケ、シロオニタケ、ツエタケ、ハナオチバタケ、テングタケくらいはわかるが、ほかはわからないベニタケ科やテングタケ科のきのこばかり。

 廊下状の岩庇をトラバース鎖で通過するところには、みごとなヤマユリが咲いていた。
 樹木の花ではリョウブが花盛り。
 登山道には、シャラの花がたくさん落ちていて、きのこと紛らわしい。

 展望台のようなところで小休止。
 もっともどこを見てもミルクのように白いガス一色だ。

 沢状のところに下るとモミジカラマツ、ヤマブキショウマなど地味な花がちらほら。
 御岳への登りまで来るとシライトソウ、タカネママコナ、ミネウスユキソウ、コキンレイカ、カラマツソウ、シモツケソウなどがそこここに咲いていた。

 御岳で小休止してからも、雑木林の中の登降で、何ヶ所かの鎖場があらわれるが、さほど問題なし。
 国民宿舎からの道を合わせてまた鎖を登るとようやく、丁須ノ頭の基部。

 鎖場の通過に時間がかかったため、予定時刻より約1時間半遅れてしまったが、鎖場通過がこの日の目的だったので、目的は十分達せられた。

 展望のないのは残念だが、岩壁に咲くニッコウキスゲやソバナに雨露がついて、とても可憐だった。
 ここで大休止。

ハナオチバタケ
丁須岩のニッコウキスゲ

 三方境まで行く予定だったが、鍵沢コース下山に変更。
 ここは最初に長い鎖があるものの、危険のほとんどない道だ。

 第二不動の滝は名前負けしてる感じ。
 タマゴタケ、シワチャヤマイグチなどきのこも多いが、一帯にヤマビルが生息していることがわかったので、麻苧の滝前の釣り堀まで一気に下った。

 横川に着いて電車が出るまで少し時間があったので、みんなでヤマビルの点検。
 ほとんどの同行者の身体のどこかにヤマビルがついていた。
 被害は平均3ヶ所程度だが、出血が止まらないので、見た目はかなり凄惨だった。

 おれは電車に乗ったときには無傷だと思っていたのだが、八高線に乗り換えてしばらくしたら、吸血して丸まるとふくらんだヤマビルがふくらはぎから転げ出た。
 この出血は3時間以上たってようやく止まった。