裏妙義の展望台
−稲村山−

【年月日】

1997年1月15日
【同行者】 単独
【タイム】

赤坂(12:50)−稲村山(1:33-2:08)−赤坂(2:34)

【地形図】 南軽井沢

 赤坂集落先の八風平への案内板のあるところには、数台分の駐車スペースがあるが、先客はなし。

 カートの通れる広さの仕事道をしばらく行くと、安中山の会がつけたプレートを見る。

 雑木とスギ林の間を少しで、八風平方面との分岐。
 ここから高岩方面への踏みあとは、ほとんど消えかかっている。
 何とか工夫して、歩いてみたいものだ。

 稲村山はりっぱな登山道だ。
 カラマツの植林もあるが、傾斜が出てくるとツツジなど灌木まじりの雑木林。
 平坦なところでは落ち葉の上に雪がのっていたが、登りにかかるとまったく雪はなし。
 エンジンがかかりはじめたころにはすでに山頂直下の肩。
 浅間山がのぞきはじめた。
 上信越道から見たときには傘をかぶっていたのだが、今はきれいに晴れていてくれた。
 うれしい。

 登りはじめてからわずか四十分で大展望の山頂着。

 南にアカマツが一本生えているだけで、さえぎるものはなにもない。
 見ごたえのある山に囲まれているだけに、すばらしい。

 太陽が南西方向に高かったので、東側の裏妙義から谷急山にかけてのの陰影がくっきり。
 ここは、裏妙義を見るには最高のビューポイントだ。

 南は高岩だが、逆光。
 ここから高岩を見るのは朝早くに限る。
 遠景は秩父の山。  こないだ登った山急山もりっぱ。
 もしまだ登ってないとすれば、登りたくなっただろう。

 北の脊梁山脈は雪雲の中だが、関東平野は快晴。
 赤城、榛名も今日はごきげん。
 鼻曲山と角落山のあいだに、浅間隠も美しい。

 本命はもちろん浅間山。矢ヶ崎山の右に、大きくそびえていた。
 今年は、いつもより雪が少ないようで、一月中旬になってもまだ、まだら模様だ。

 山頂の三等三角点わきには、石祠。釜めしの入れ物が供えてあった。
 多少の風はあったが、まずまず穏やかな山頂だった。
 下山もあっという間だった。