静かで展望のよい岩峰に登る
−高岩−

【年月日】

1995年12月2日
【同行者】 単独
【タイム】

西毛野外教育センター(10:50)−雄岳(11:25)
−雌岳(12:25)−西毛野外教育センター(13:00)

【地形図】 南軽井沢

高岩

 西毛野外教育センターの裏はカラマツ林の中のテント場。
 そこを抜け、御嶽大権現を祀った大石のわきを登る。

 はっきりしない踏みあとは雑木の中の斜面を急登し、雄岳と雌岳との鞍部につきあげるガレ場に続いていた。

 鞍部からはまず、ほとんど垂直にそびえている感じの雄岳に向かう。
 不動尊という石碑の建つ岩場を横ぎり、少し行くと、垂直に近いチムニーにかかった鎖場。

 高さは20メートルくらい。
 さすがに火山らしく、まるい石がフリクションのきく岩にいっぱい張りついているのでホールドにはこと欠かないが、素手でつかんだ鎖が冷たい。

 登り着いたところは雄岳の鞍部で、左は「摩利支天 明治三十三年」という石碑の建つピーク、右が雄岳の本峰だった。

 本峰は「御嶽」という折れた石碑が転がるせまいピークだが、期待通りの大展望だった。
 見えているピークを確認したり、食事を作って食べたたりしているうちに時間がたってしまった。

 下山はいったん雄岳の鞍部まで戻り、雌岳からの回遊コースをとった。

 雌岳北峰は、雄岳よりさらにせまいが、やはりすばらしく展望のよいところだった。

 雌岳北峰から尾根を北に行くと、左に下山口らしい踏みあと。
 小尾根をしばらく行ってふたたび左への分岐。
 ちょっとした岩場を下り、あとは感じのよい雑木林の中、緩急の道を下るだけだった。