日野城攻略・麓から
- 日野城址2 -

【年月日】

2021年9月20日
【同行者】 単独
【タイム】

熊倉山登山口(12:08)−MTB−電波塔入口(12:28-12:30)−511メートルピーク(13:13-13:41)
−日野城址(14:28)−熊倉山登山口(14:35)

【地形図】 秩父 三峰 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小 青線は自転車走行)

 熊倉山の城山コース登山口に軽トラをとめ、自転車で電波塔入口まで走り下りる。
 すぐに踏切を渡るのだが、SLの写真を撮ろうとする人々が付近にたむろしていた。

 畑の間の草っぽいところを行くと、物置の上で数匹の猿が飛び跳ねては悪さに興じていた。
 こんなところでは、農作物など作れない。
 かまわず登っていくと、猿たちは山の中に走っていった。

 植林の中のブル道を行くと、終点から整備された登山道になる。
 尾根の上になり、510メートルピークの上が平坦だったので、ここで大休止にした。
 暑くはあるが、風もやや吹いていて、まずまず快適と言えた。

ケヤキ奇木(大きな写真)
空堀(大きな写真)

 尾根は緩やかに登下降しながら高度を上げていく。
 尾根の両側はそこそこ急な崖もあるが、尾根自体は大した要害とも思えない。
 北側は空堀も構えていないから、この尾根から攻められたらどうするのかと思わざるを得なかった。

 伐り残された雑木とモミまじりだが、ほぼずっと植林の尾根に、少し目立つ欅の大木があった。

 最初の空堀を過ぎると早くも、広い本郭の一角となる。
 やはり、ここを攻めるなら北からだ。

 本郭と二の郭の高低差はほとんどなく、深い空堀で仕切られている。
 南側には何本かの空堀が切られていて、こちらはそれなりに構えができているが、大軍による襲撃には耐えられそうにない。

 太田道灌に攻められ敗走した長尾景春の無念を感じながら下れば、軽トラをおいた場所だった。