初冬の里山
- 大机山から二子山 -

【年月日】

2019年11月24日
【同行者】 8人パーティ
【タイム】

横瀬駅(8:13)−小御岳城址(9:13-9:21)−大机山(9:59-10:08)−ジャンクションピーク
(10:53-11:01)−雄岳(11:30-12:10)−芦ヶ久保駅(13:18)

【地形図】 秩父 正丸峠 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)

 横瀬駅で集合した時点で、霧雨模様だった。
 合羽を着ないで行くと濡れるので、とりあえず雨具をつけるが、気分は盛り下がる。
 最初のところは地元の人に案内してもらって、登山口まで行く。

 身体が十分暖まり、雨も小止みになったので、登山口で合羽を脱いで涼しい格好になり、山に取りついた。
 小御岳城までは第一の急登。急なところを喘ぎ登ると岩場。両側は崖なので、ここは正面突破しかないのだが、岩陰からこちらは丸見えで手を岩から離せないときてるから、攻め手としてここを突破するのは容易でない。

 いろんな神様の名前を書いた石塔が立っているところもけっこう急で、空堀も作ってある。
 平坦地は二の曲輪で、また空堀。その上の山頂が一の曲輪で、永田外記がいた場所である。
 ここで小休止。

落ち葉(大きな写真)
紅葉残る(大きな写真)

 先へ向かうと、空堀が二ヶ所。
 これは、大机山方面から攻めてこられたときの備えである。

 大机山直下は、きついところだった。
 ひと息入れて、さらに尾根を登る。自分としては、引き続き苦しかった。
 主稜線に出たところから広葉樹林だが、紅葉はピークを越えていた。
 いつもは登山者の多いところだが、朝のうち天気が悪かったので、誰も通らない。

 ちょっと急なところを登り切ると雄岳。
 秩父市内が見えるポイントがあったので、大休止。
 季節的にはもっと寒いはずだが、この日はまるで夏山のように暑かった。

両神山(大きな写真)
大栃(大きな写真)

 天気はすっかり回復して、雲をまとった武甲山・両神山が正面に見え、眼下の秩父市をよく見ると、勤務先の建物もはっきり見えていた。

 雄岳から急降下して鞍部の岩場を巻き、雌岳で待っていたら誰も来ないのではぐれたかと思ったら、同行者たちは雌岳を巻くルートを行ったようだった。
 ここからの下りは雨の後には最悪で、ツルツルの粘土の上をロープにすがって下る。
 もし滑ったらひどく汚れそうなので、ここで滑りたくなかった。

 ツルツル地帯をどうにか無事に下りきると、いいあんばいの紅葉も見られ、天気もよく、いい気分だった。
 淡々と下り、無事に芦ヶ久保駅に着いた。