名郷からコミ岳

【年月日】

2016年9月3日
【同行者】 単独
【タイム】

林道入口(9:19)−コナラ大木(9:56)−稜線(10:17)−コミ岳(10:37-10:52)
−林道入口(11:29)

【地形図】 原市場 正丸峠 ルート地図

 伊豆ヶ岳の稜線から名郷に降りる道は、二万五千図には記載されていないが、そんなルートがあってもいいように思う。
 実際のところ、そんなルートがあるかどうか、気になったので調べてみた。

 地形図には、高畑山の少し東で尾根を越える送電線の記載がある。
 これは信州から群馬県・三田川の谷を通ってくる安曇幹線である。

西川材の林(大きな写真)
伐って捨てて植える?(大きな写真)

 この送電線が名郷の北東で尾根をまたぐ地点には、鉄塔があるはずだ。
 ということは、巡視路があるはずで、その道は、名郷から飯能方面へ少し行ったところに北に入る林道から登っている可能性が高い。

 林道の入口にはロープが張ってあったので、軽トラをじゃまにならないところにとめ、林道に入る。
 大雨の後だけに、路面はずいぶん荒れていた。

 すぐに林道終点で、一部に新しいヒノキの植林が施されていた。
 思った通り踏み跡があり、安曇幹線の鉄塔を示す黄色い杭が建っていた。

キイボカサタケ(大きな写真)
コミ岳(大きな写真)

 巡視路をジグザグに登って行くと、尾根の上の鉄塔はすでに撤去されたあとで、土台だけが残っていた。
 尾根上には道標もあり、薄いながらも踏み跡があった。

 北へ向かうとすぐに、不詳な分岐。
 トラバース道は一つ東の尾根に立つ次の鉄塔に行く道かと思われるが、ここは尾根を直進する。

尾根の上(大きな写真)
クチベニタケ(大きな写真)

 ゆるやかに登って行くと、何本かの道標を見て、コナラ大木のある小ピークを越える。
 このあたりまでずっと植林地なのだが、尾根の北側(下から見て左側)は雑木林になる。

 次の登りから傾斜が出てき、踏み跡も消えて登りづらいが、ほどなく登山コースの主稜線に出る。
 道標はないが、目印テープが下降点を示しているようだ。

 ルートはこれでわかったのだが、せっかくここまで登ってきたので、コミ岳まで登って休もうと思い、さらに登る。
 風情のよい雑木林なのだが、きのこはあまり出ていなかった。

 コミ岳のあずま屋前で少し休み、来た道を戻った。