松木観音と竹寺

【年月日】

2012年9月29日
【同行者】 2人
【タイム】

ふるさと会館(13:13)−松木観音(13:35)−ふるさと会館(14:14)
小殿(14:24)−竹寺(15:28-15:42)−小殿(16:26)

【地形図】 原市場 ルート地図(松木観音コース)  ルート地図(竹寺コース)

松木観音(大きな写真)
キツネノチャブクロ(大きな写真)

 初心者向け登山講習会の準備のために、名栗村の寺院二つにお参りしてきた。

 まずは、松木観音。

 ふるさと会館前に自動車をとめて、県道を横瀬方面に歩く。
 小さな水路のわきからコンクリ道に入り、採石場に向かって登っていく。
 採石場と別荘用地の混在する中に、松木観音のお堂があった。

 立てられている看板には、本尊の千手観音は鎌倉時代に作られたものだということが書かれてあった。
 鎌倉時代に、名栗村の最奥でどのような信仰活動が展開されていたのか、とても想像できない。

 またこのお堂は、大工紋次郎によって建てられたものだという。
 上名栗村紋次郎といえば、桶屋の豊五郎とともに慶応二年六月に起きた武州一揆の発起人となった人物である。
 自分としては、千手観音よりこのお堂にまつわる事実のほうに、興味をひかれた。

 ここからは別荘地の中の車道を通って、元のところに戻った。

登山道入口の馬頭尊石塔
センボンイチメガサ(大きな写真)

 次に、小殿から竹寺のコースに行った。
 いつか竹寺に行ったのは、中沢バス停からだったから、このコースは初めてだった。

 地形図にある登山口よりやや南から登り始める。
 目印は、登山道入口にある馬頭観世音と彫られた石柱だ。

 最初からずっとスギ林なのだが、季節柄、何種類かのきのこが出ていた。
 センボンイチメガサ・タマゴタケ・ダイダイガサ・クサハツ・カヤタケなど。

ダイダイガサ(大きな写真)
これぞ西川材の森

 奥秩父第42号鉄塔でいくらか展望が広がる。
 前方に見える形の良い山は、武甲山らしい。

 その先も、見るものの少ない植林地を登り続けて、豆口峠の分岐。
 ここから立派なスギ林の中のトラバースで、竹寺本殿裏に着いた。

竹寺本殿(大きな写真)
ヤマホトトギス(大きな写真)

 ひと休みして、来た道を戻った。