花新田往復

【年月日】

2010年3月27日
【同行者】 単独
【タイム】

集落入口(7:26)−花新田(8:32)−集落入口(9:10)

【地形図】 武蔵日原

雪の詰まった沢
霧氷も溶けた

 畑仕事に切りをつけてから出かけたので、スタートは午後になった。

 集落への橋を渡るとすぐに右上へ斜上する小道に入る。
 左下の谷は雪シロが入って、堂々たる渓音を立てていた。

 すぐに送電鉄塔への分岐を分ける。
 静かに歩いていると、一頭の鹿と出会った。

シオジの大木が多い(大きな写真)
福寿草は雪の下

 集落への道には入らず、まっすぐ行くと廃屋が2戸。
 片方は完全な破れ家だったが、もう片方は少し前まで人が住んでいた感じだった。
 しっかりした仕事道がずっと奥まで続いている。

 新しい植林地に近づくと、獣害防止用のネットが何重にも張られているので、それを開け閉めしながら進む。
 最後のネットを抜けると奥の二股で、一旦右の沢に入って左の沢に巻き超える。

 ここから沢歩きになるが、水量は少なく、渡渉の必要はない。
 二股あたりはまだら雪だったが、奥に進むと一面の雪となり、この日もまたキックステップで登ることになった。

 源頭近くなると沢音は消え、傾斜も出てくる。
 前日とはうって変わった青空で、まことに爽やかだった。

ちょっと顔を出す(大きな写真)
雪を持ち上げて咲く(大きな写真)

 シオジの大木が多くなると花新田で、雪の中から福寿草が顔を出していた。
 たくさん咲いてはいるのだが、咲いたあとで雪に埋もれたと見え、雪上に顔を出しているのも、多少傷んでいた。
 大雪が降る前の晴れた日にここへ来れば、すばらしい光景を見ることができるだろう。

 雪があったので、帰りはすこぶるラクだった。
 二股近くには山葵田に行くための杣道のあとが左岸に残っていたので、それを利用した。