子の権現再び
- 子の権現からスルギ尾根 -

【年月日】

2009年10月16日
【同行者】 単独
【タイム】

西吾野(6:58)−柿ノ木峠(7:44-8:00)−子の権現(8:13)
−板屋ノ頭(9:16-10:00)−前坂(9:16-10:00)−吾野駅(11:20)

【地形図】 原市場 正丸峠 ルート地図

シュウカイドウ満開
六地蔵塔(大きな写真)

 この月二度目の子の権現参り。
 今回は、小床から柿ノ木峠経由で登った。

 国道299号線を、飯能方向にしばらく歩く。
 イモリ山の分岐を過ぎてしばらくで、子の権現の大看板があるので、それに従って高麗川を渡る。

 車道を通る人も自動車もない。
 野生化したシュウカイドウが満開だ。

 道ばたに大きな六地蔵塔。
 よく管理されていて、奥ゆかしい石塔だが、どういう由来があるのだろう。

古い道標
子の権現山門(大きな写真)

 小床峠への道を分け、最終人家の先から沢に沿った山道に入る。
 ずっとスギ林なので、見るものはほとんどない。
 そんな中、沢べりにフユノハナワラビが咲いていた。

 「天寺○○」と彫られた古い石の道標が数基。
 天寺とは天龍寺のことだろうか。

 柿ノ木峠は、整備された登山道とイモリ山方面・小床峠への踏みあとが交差する十字路。
 この日は、登山道を行くので、峠を乗っ越し、一つ先の尾根に取りつく。
 ここにはモミの木が生えているが、足元にきのこは、やはりない。

天龍寺庫裏(大きな写真)
センブリ(大きな写真)

 ヒノキ林を行き、小床峠への踏みあとを分けると、スギの大木があってまもなく、子の権現直下の車道に出た。

 教育地蔵のわきを登ると近道で、二本杉のわきに出る。
 この日は、少し念を入れて、腓骨神経麻痺快癒の祈願をしただけで、境内めぐりはせず、まっすぐにスルギの尾根に向かった。

 

神像だろうか
オクモミジハグマ

 スルギ尾根へは、車道がカーブするところにある、手製の小さな道標が目印になる。
 こちらに入ると、登山道は整備されていないので、いくらかヤブっぽくなるが、踏みあとは鮮明で、迷うところはない。

 道なりに行くと、538メートルピークの北に踏みあとがあったので、そちらへ登ってみる。
 ここは久久戸山というらしいが、展望も何もなし。

 尾根通し下ると峠だが、一応十字路になっている。
 スルギとは、久久戸山のことではなく、峠から少し戻った地点を呼ぶようだ。

 540メートルの六ツ石山を過ぎ、植林の中を黙々と歩いていくと、堂平山への分岐。
 堂平山とは、約520メートルのピークだがここはパス。

 その先、532メートルのピークは高反山。
 ここも展望なし。

 このコース中、唯一展望が開けるのは、522メートル三角点の板屋ノ頭だけだ。
 板屋ノ頭は、全面的に開けているわけではないが、伊豆ヶ岳や武川岳方面が見渡せる。
 ここで少し休んだ。

サラシナショウマ
わからない花

 急なところを下っていくと、しばらくで車道に出る。
 一帯は砕石場で、重機の音がうるさく、愉快でない。

 車道から再び植林地に入ると、すぐに吾野駅への分岐があった。
 大高山に向かう前坂よりやや、手前だが、こちらを下った方が、駅へは近い。

 林内では、サラシナショウマがいくつも、プラッシのような花を咲かせていた。