花桐から伊豆ヶ岳

【年月日】

1991年11月20日
【同行者】 単独
【タイム】

西吾野(9:50)−諏訪神社入口(10:20)−伊豆ヶ岳
(11:50-12:20)−長岩峠(12:57)−正丸(13:40)

【地形図】 正丸峠

 西吾野からいったん国道に出、南川で左に折れ、川に沿って歩く。
 のどかな山村だが、新しい建売住宅がめだつ。

 林道花桐線という標識のたつ分岐に、昭和6年9月に建てられた「諏訪神社入口」という石柱。
 建設者は大埜忠三郎・井上繁松とあるが、花桐集落の人でもあるのだろうか。

 ここからは意外に長い。
 諏訪神社はなかなか立派な神社で、スギの大木がたくさん。
 駅から1時間近く歩いたところでようやく山道となった。
 地形図にあるとおり花桐沢に沿った登りだ。

 沢は、下枝や間伐材が散乱していて、あまりきれいではないが、沢床が赤いナメになっている個所はよかった。
 その近くに5メートルくらいの滝がひとつ。

 沢がガレになってから、右側の尾根に取りつく。
 えらく急斜面のジグザグ登りだった。

 高度差にして百五十メートルほど登ると、いきなり伊豆ヶ岳の頂上に出た。

 お昼ごろの伊豆ヶ岳にはかならず人がいる。
 この日も数人のハイカーが休んでいた。
 風が強いため岩陰で食事にした。

 ラーメンを食べているうちに眠くなってきたので、落葉の上ですこし昼寝をした。

 集団ハイカーががやがやと頭上を通り過ぎていった。
 下山は正丸峠にしようと思い、鎖場を下った。

 鎖場の鞍部の先の五輪山というピークから急降下し、のどかな正丸吊尾根を行く。 名栗少年自然の家との分岐には、長岩峠という道標。

 峠からすこし登ったピークには大蔵山という道標。
 ここは正丸吊尾根上の一突起にすぎないのだが、武川岳東面の展望がじつによい。

 大蔵山からは階段を下った。

 植林が多い山域だが、このあたりは雑木林で感じがよい。
 「かめ岩」「ふたご岩」などという地点をとおってどんどん下っていくと、小沢を渡り、「実谷(じっこく)のふたまた」というところで奥武蔵銀座コースと合流した。