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【年月日】 | 1990年7月14日 |
【同行者】 | 単独 |
【タイム】 |
タイムとらず |
【地形図】 | 秩父 |
遡行図とルート記述を何度も見ながら登っていくが、どれがどの滝やらよくわからなかった。
段のある滝は登ることができたが、水流のなかのほうが水垢がついておらず、ぬるぬるしたところが少ないのに対し、しぶきのかかるようなところがもっともすべりやすかった。
小滝の釜で二度ばかり魚影を見た。
沢にある花はキツリフネくらいのものだったが、ウワバミソウがかなり群生していた。また倒木の上にムキタケの老菌もあった。
遡行するにしたがって、沢はしだいに水量を減じ、幅も狭くなってくる。
ここから滝がつづくゴルジュとなる、とルート記述にはあるが、実際には水流はここでなくなり、沢はただの岩場となる。
ルート図にしたがって右から高巻こうとするが、すべりやすい草付で、沢におりられなくなったので、しゃにむに支稜をよじ登り、むこう側にヒノキの植林のある稜線上に立つと、かすかな仕事道がついていたが、どうしようもないヤブで、おりしも上部にはガスがかかってき、縦走路に出るのを断念せざるをえなかった。
そこで反対側に下っていく廃道同然の仕事道をひろって下るとさいわい、小屋がけから来るものらしい仕事道に出た。
落ち着いた登山道になってきたころ、持山寺跡を通過。
それを見て過ぎると、すぐに生川林道に出た。
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