ロングコースできのこを見る
- 雨乞岳 -

【年月日】

2005年9月3日
【同行者】 Uさん
【タイム】

石尊神社(7:42)−水晶ナギ分岐(11:56)−雨乞岳(12:56-13:25)
−三角点分岐(14:38)−石尊神社(16:03)

【地形図】 長坂上条、甲斐駒ヶ岳 ルート地図

山頂直下に咲いてたマルバダケブキ
歩いてきた長い尾根

 石尊神社前の駐車スペースから少し南に行ったところが登山口。
 ヤマホトトギスが咲いていて、初秋の風情。

 はじめは手入れのされないスギ林・アカマツ林が続き、暗く荒れた感じだが、ひと登りでいい雰囲気の雑木の尾根になる。

 道幅は広く、尾根の南側を巻きながら、じつにゆるやかに登っていく。

 花はほとんどないが、多少乾燥してはいたものの、きのこの種類はすこぶる多い。

 キイボカサタケ、ナギナタタケ、ニガイグチモドキ、ナラタケモドキ、チシオタケ、キイロイグチ、キミアシイグチ、ニオイワチチタケ、アカイボカサタケ、フクロツルタケ、オニイグチモドキ、クロラッパタケ、キンチャヤマイグチ、ヒメスギタケ、チチタケ、クロハツ、ヒロハチチタケ、ムラサキフウセンタケ、ムラサキアブラシメジモドキ、イタチタケ、カワリハツ、ドクベニタケ、カバイロツルタケ、ウスキテングタケ、ドクツルタケ、ベニナギナタタケ、カレバキツネタケ、カノシタ、ツルタケ、クサハツなど。
 それ以外にも、名前のわからないきのこがたくさん出ていた。

 山頂で食べようと思ってチチタケを摘みながら行く。

 これといって特徴のない坦々とした登りが続き、笹の下生えのカラマツ林になると、1600メートル三角点の分岐。
 この前後には至るところにクサハツが出ていた。

山頂直下に咲いてたヤマトリカブト
おだやかな雑木林の道
 その先はずっとササとカラマツの中の登り。
 尾根の北面はおおむね自然林なのだが、雑木林からブナ林、さらにコメツガ林へと変化する。

 このあたりには、カバイロツルタケが多い。
 イヌブナの大木にブナハリタケやツキヨタケが出ていた。

 1797メートルピークに登らず、南を巻いた先が、水晶ナギの分岐。
 樹林越しに雨乞岳が望まれる所だ。

 尾根通し行くと、雨乞岳への最後の登り。
 なかなかの急登だ。  足元にはキノボリイグチやハナイグチ。
 センジュガンピ、ヤマトリカブト、マルバタゲブキ、ホタルブクロ、ヤマハハコなどがわずかに咲いている。
 山頂直下を南北に巻く立派な山道が開かれていたが、あれはどこから来るのだろう。

 まずまずの天気だったが、薄曇り。
 山頂からは、白州の町、登ってきた尾根、水晶ナギ、日向山などが望まれた。

 帰りは来た道を戻った。