北アルプス展望
−初秋の金華山−

【年月日】

2026年9月14日
【同行者】 単独
【タイム】

千鹿頭池森林公園駐車場(9:38)−金華山登山口(10:04)−金華山(10:39-10:46)
−広澤寺山(12:04)−展望台(12:50-12:53)−千鹿頭神社(12:55)
−千鹿頭池森林公園駐車場(13:06)

【地形図】 松本 山辺 ルート地図

 松本市内は工事のところがあって、いくらか渋滞していたが、市街地を外れるととくに問題なかった。
 千鹿頭池森林公園駐車場には無断駐車禁止という看板があったのだが、観光客用の駐車場というのは見当たらなかったので、とめさせてもらった。

常念さん
ツメレンゲ

 しばらく田んぼや畑の中を行く。
 古そうに風化した双体道祖神などもあって、いい感じのところだ。

 しばらく歩いて、金華山登山口。
 ここから登山道。

 ミドリヒョウモンと思われる蝶が無数に飛んでいた。
 ほどなく、金華山(林城址)。

 小笠原氏の詰めの城であり、そこそこ大きな曲輪があった。
 とはいえ、他の戦国大名の城と比べて、やや見劣りしたのは事実だ。

 あずまやもあったので、ここで大休止と思ったが、いろいろ忘れ物をしてきたため、その後も行動食で行動した。

ミドリヒョウモン
キチョウ

 おおむね、アカマツと雑木の山だが、アカマツの枯れがひどく、転倒したアカマツが玉切られて積み上げられていた。
 アカマツきのこなど、期待できそうな感じはしなかった。
 それでも、ウラベニホテイシメジやカラカサタケなど、被写体になるきのこがそこそこ見つかった。

きのこ
カラカサタケ

 高遠山方面との分岐からは車道と作業道歩きが続いて、見るべきものなし。
 転倒したアカマツを玉切っている作業中でもあった。

 チェンソーの音が響くところを過ぎれば、登山道に戻る。
 きのこもそこそこ見られるようになった。

ウラベニホテイシメジ
アメリカウラベニイロガワリ

 千鹿頭池近くの展望ヤグラに登ってみたが、それほどでもなかった。
 千鹿頭神社は、同等の二社が並立していて、意地を張り合っていた。
 駐車場まではすぐだった。

弘法山古墳
物くさ太郎

 下山後、金華山近くの弘法山古墳を見に行った。
 墳頂に立つと、北アルプスが目の前で、圧倒的だ。
 東側は美ヶ原だが、あまり特徴なし。

 最近、この古墳が3世紀初頭のものだということが立証されたらしい。
 これは日本の通史にとってかなり衝撃的な話だ。

 それが事実なら、奈良県の箸墓古墳より古いということになる。
 箸墓古墳は、邪馬台国大和説のもっとも強固な物的証拠たり得ると考えられている古墳である。
 いわば、日本における国家生成期の物的証拠である。

 松本盆地にそれより古い古墳があるのはどういうことか。
 邪馬台国が倭の中心であったという『魏志倭人伝』の記述は否定されなければならなくなる。
 『魏志倭人伝』自体、聞き書きであり、それに全幅の信をおいて歴史を記述すること自体が、否定されなければならないことになるのではないか。

 この日は松本の考古館がお休みだったはずなので、立ち寄らなかったが、いつかもっと勉強してみたい。

 その後、上高地電鉄方面まで走って、物くさ太郎の銅像を見た。

 物くさ太郎は仕事もせず、人生の半分を寝転がって暮らしていた。
 地頭(殿さま)が村人に、物くさ太郎に食べ物や酒を与えるよう命令したので、寝転がっていても、生きていけた。
 物くさ太郎がいた時代のほうが、現代より人に寛容で、優しかったのだ。