アカマツの尾根に踏みあとをたどる
−二見台−

【年月日】

2024年10月10日
【同行者】 単独
【タイム】

貯水槽前(9:56)−立峠(10:17)−古峠(10:33)−乱橋(10:56)
−二見台(11:18-11:55)−乱橋(12:18-12:43)−立峠(13:11)
−唐鳥屋城址(13:36)−花川原峠(13:48)−貯水槽前(14:18)

【地形図】 信州西条 明科 ルート地図

 今回も筑北インターからアプローチした。
 本城村から風越峠を越えて四賀村に入る。

 虚空蔵山に登ったときにどのルートで来たのか、忘れてしまった。
 あのときには、田植えが終わったばかりだった棚田は、稲刈り後の状態だった。

鹿島槍
常念岳

 岩井堂観音登り口をすぎると、林道の道幅が心細くなるが、かまわず登れば、大きな貯水槽のある立峠登山口に至る。

 立峠は北国西街道の要衝だというが、いきなり急登で、こんな道が街道なワケがない。
 おそらく、林道工事で旧街道を破壊してしまったため、新しく作った道だろう。
 急なところを登りきると、旧道っぽいトラバース道になる。

 しばしで立峠。

 三軒あったという茶屋あとは、草が刈られて広場になっていた。
 展望はなし。
 ここから東に向かう尾根を行く。

 薄い踏みあとはあるが、ないところもある。
 尾根を行くのだから、ヤブがなければ、特に問題なし。
 ヤブも薄い。

 1036メートルピークを過ぎると古峠。
 峠道はなく、石造物もないが、何となく峠道だった風情がある。

 尾根が真北に向かうと、西側が開けた展望地になる。
 五竜・鹿島槍あたりから南がほぼすべて見えていた。

 点名・乱橋は、幼木が密生したピークで、腰を下ろす場所もないが、アミタケが群生していた。
 きのこは、カノシタ・サクラシメジ・ヌメリイグチなどをみたが、いただいていくほどには出ていなかったので、やや遅かったとはいえ、アミタケの群生があってよかった。

岩井堂
磨崖仏

 めざす二見台は、ここから標高差150メートルほど下ったところにある、ピークというより、尾根上の一地点である。
 帰りが思いやられるとはいえ、150メートル程度なので、さほど絶望的てもない。

 下り始めは不鮮明だが、かなりはっきりした踏みあとをしばらく行ったところが、二見台だった。
 大きな石があって、石の前が白ザレの展望地になっている。

 ちょうど目の前が常念岳なのだが、あいにく雲がかかり始めた。
 ここで大休止。

 帰りに、乱橋でアミタケ摘み。
 たくさん出ていたので、方向がわからなくなりそうだった。

 立峠からは、すぐに下るのでなく、唐鳥屋城址に回った。
 こちらの尾根道ははっきりしていて、ガマズミがけっこう実っていた。

 唐鳥屋城址は、小さな堀切を構えるものの、たいへん小規模なもので、曲輪らしき削平地もほとんどなく、武将が立てこもるには頼りなすぎる砦だった。
 草が茂って、腰かける場所もないので、そのまま通過。
 花川原峠へ下る道はまた、不鮮明。

 峠から、ヒヨドリジョウゴやカラハナソウを見ながら、林道を貯水池まで戻った。

馬頭観音か
岩井堂から虚空蔵山

 下山後、岩井堂観音へお参り。
 お堂は修復されていたが、そこここにおかれた石仏は、古そうだった。

 御朱印は松本市の神宮寺て受けられると書いてあったので、松本まで行ったのだが、神宮寺はよくわからないお寺だったので、結局、徒労に終わった。