線刻観音の道
−東条城山−

【年月日】

2024年10月1日
【同行者】 単独
【タイム】

東条学校跡(12:54)−白山社(12:59)−分岐(13:09)
−東条城山(13:16-13:18)−分岐(13:22)
−花顔寺(13:41)−東条学校跡(13:46)

【地形図】 信州池田 麻績 信州西条 明科 ルート地図

 西条城山から下山後、東条地区へ。
 東条学校あとに自動車をとめた。

白山社大洞権現拝殿
大洞山

 鳥居の向こうにちょっと長めの石段が見える。
 石段を登りきったところにお宮があるのが普通なのだが、石段からさらに山道が続いていて、しばらく登ったところが白山神社なのだった。

 拝殿も神楽殿も、小規模ながら掛け造りになっている。
 拝殿の正面には階段がないので、賽銭箱に小銭をいれるのに、上手に投げなければならない。

 ここからさらに、登っていく。  西条城山のヤブに懲りたあとなので、スッキリした山道はありがたく感じる。
 アカマツの尾根だが、弱ったマツが多いせいか、きのこはなし。

 尾根上のT字路に道標があり、ここは左へ。
 白ザレのピークは好展望で、大洞山あたりが見える。
 北アルプスも見えそうなのだが、もやってしまった。

 東条城址は樹林の中で、展望なし。
 ベンチがおかれていたので、小休止。

 東条城は、青柳氏の支城で東条左衛門なる人が城主だったと、説明板にある。
 西条城もそうなのだが、規模的に言って、武将が立てこもることができる規模とは思えない。
 草分けである武将とともに、いざというときには村人たちが逃げ登ることができるような避難場所だったような気がする。

 T字路に戻り、直進して緩い尾根を登る。
 ここからは線刻の観音碑があちこちに建った道となる。

 観音碑はさほど古くなく、戦後になって建てられたらしい。
 下山口の花顔寺まですぐだった。

刈谷沢神明宮神楽殿1
刈谷沢神明宮神楽殿2

 時間がややあったので、もう一つ北の谷にある刈谷沢神明宮を見に行った。
 集落の最奥にあるお宮だが、規模はかなり大きく、一帯の鎮守なのだろうと思われた。

 駐車場の真ん前に、立派な神楽殿。
 梁が曲がっているように見えるが、最初から曲がった材を使っている。

 とても見ごたえがある。
 これが完成したとき、大工さんは誇らしかっただろう。

 神楽殿の向かいには、二階建ての観客席も設けられていた。
 これも、腕利きの大工さんの作品だろう。

 よいものを見ることができて、いい山行きだった。