きのこの森
-殿城山-

【年月日】

2023年10月13日
【同行者】 単独
【タイム】

上田市民の森(7:52)−殿城山と烏帽子岳の分岐(10:13)−殿城山(10:46-11:23)
−上田市民の森(12:23)

【地形図】 上田 真田 嬬恋田代 車坂峠 ルート地図

 市民の森には、雪のある時に一度来たので、スムーズにたどり着くことができた。

ハナイグチ
殿城山

 しばらく市民の森の施設の中を行く。
 鹿舎の先に殿城山への道標があるが、ここは直進。
 鹿舎とあるが、ここにいるのはキョンではないか。

 林道はさらに続く。
 登山道に入ると最初はヒノキ林だが、すぐにアカマツの混じったカラマツ林に変わる。
 すぐにハナイグチ発見。
 やや開いてるのが多い。

 尾根に出るとカラマツを植えたばかりの新しい植林地。
 殿城山がよく見える。
 いい天気で、喜ばしい。

ガマズミ
タマゴタケ

 林縁にはガマズミがどっさりできている。
 少し摘んでいったが、あまりにもたくさんあったので、ほどほどにした。

 チュッと急なところを登ると、再びカラマツ林。
 ハナイグチもたくさん出てるので、なるべくいいのだけ摘むが、それでもすぐに買い物袋がいっぱいになる。

アミタケ
オウギタケ

 数本のアカマツの下で、アミタケの大群生。
 アミタケのこんな群生を見たのは初めてだ。
 ここはザックを下ろしてじっくり摘んだ。
 オウギタケのいい写真も、撮ることができた。

 分岐から殿城山に少し下る。
 ここもカラマツ。
 やや登れば反射板の建つ山頂だった。

 カラマツに囲まれているので展望はなし。
 ノコンギクにキタテハがとまっていた。
 ここで大休止。

キタテハ
ヌメリイグチ

 下山は、南の小尾根へ。
 ここもカラマツ林。

 しばしで林道に出るので、林道歩き。

 道標に従って腐りかけた丸太橋で沢を渡ると、荒れた道。
 ミドリヒョウモンの暗色型が疲れた様子で飛んでいた。

 道ばたで、アキノタムラソウやナガミノツルケマンが咲いていた。
 ナガミノツルケマンは初めて見た。

ミドリヒョウモン暗色型
ナガミノツルケマン

 下山後、真田周辺の寺社めぐり。

 まずは瀧水寺。
 観音堂は、すごい懸け作りで、言葉がなかった。
 説明場には、17歳の棟梁が建てたとあるが、これまた驚き。

オトメノカサ
瀧水寺観音堂

 真田氏歴史館は小さな施設だが、展示はとても充実していた。
 大坂の陣のところで、「家康公の陰謀」と説明してあったので、やっぱり信繁びいきなのかなと感じた。
 信幸についての説明ももちろん、過不足なかった。

 ここは真田氏の館跡でもあるのだが、高台に位置するとはいえ、いわゆる山城ではない。
 眼の前には太郎山を望む、いいところだった。

真田お屋敷跡・皇太神社
信綱寺楼門

 真田氏の本城あとにも行ってみたかったが、この日は別のところへ。

 次は、信綱寺。
 道路工事で通行止めになっていたので、歩行するぶんには通してもらえた。
 真田信綱が再興し、彼の首級が埋葬されたと伝えられる。
 たぶん古くないと思われるが、楼門は立派だった。

山家神社
長谷寺

 山家神社は、真田郷の山の神・水の神だったらしい。
 神川・傍陽川が真田郷の水源だから、菅平から四阿山にかけてが水源になる。
 奥社が四阿山にあるのも、頷ける。

 最後は長谷寺(ちょうこくじ)。
 国道から急な道路を登ったところに建つ。
 真田氏の菩提寺といい、枝垂れ桜が咲けば美しいだろう。

 まずまずよい一日だった。