展望の尾根
−毛無峠から御飯岳 −

【年月日】

2023年8月4日
【同行者】 単独
【タイム】

毛無峠(8:38)−御飯岳(10:01-10:35)−毛無峠(11:34)

【地形図】 御飯岳 ルート地図

 毛無峠への道は、五味池への道よりずっと走りやすかった。
 問題なく、峠の駐車場。

 気温は18度。
 グライダー愛好者と思しき高齢者が憩っていた。
 到着時は快晴。

破風岳
土鍋山と破風岳

 歩き出しから絶景で、足元はガンコウランやクロマメノキ。
 標高1800メートルを超えているのだから、さもありなん。

 すぐに鉄索あとを見る。
 ここの鉱山も一時は賑わっていて、学校もあったというが、今は荒れ地が広がるばかりで、昔をしのばせるものはなにもない。

 毛無山まで少し急だが、刈り払いしたばかりで歩きやすい。
 毛無山のピークも森林限界を越えていて好展望。

 御飯岳の中腹まで丈の低い根曲がり竹の笹原で、ずっと好展望。
 鞍部に向けて下っていくと、足元から熊が飛び出して西側へ走っていった。

鉄索あと
大平山

 熊鈴はつけていたのだが、ササの中で昼寝でもしていたのだろうか。
 子熊だが一歳半くらいと思われたので、親離れしたばかりで、鈴が聞こえたら逃げるということを知らなかったのかも知れない。
 ササの中に、コキンレイカやヤナギランが点々と咲く。

 笹原から登りに転じ、コメツガ・シラビソの樹林帯へ。
 そろそろ、暑くなってきた。

ツルキキョウ
ヤナギラン

 樹林帯は意外に急登で、しかも長かった。
 傾斜が緩むと、根曲がりの丈が高くなり、小さな登り下りが続いて、御飯岳の山頂。
 ここは展望なし。
 しかし、小さな小天地で、気持ちよい。

 しばし休んで、来た道を戻った。