杉並木と若ブナ林
−小菅山 −

【年月日】

2023年6月6日
【同行者】 単独
【タイム】

祭り資料館(7:57)−奥宮(9:25-9:32)−小菅山(10:05-10:36)
−北竜湖(11:31)−祭り資料館(11:50)

【地形図】 往郷 野沢温泉 ルート地図

 小菅集落まで来てみると、あちこちに駐車スペースがあって、助かった。

 祭り資料館わきのスペースに自動車をとめて、糸桜のわきから石段を登る。
 二万五千図をクルマに忘れてきたので、一度戻って、ややタイムロス。

 石段道下部はさほど古くなさそうだが、上部には樹齢200年を越えそうな巨杉が多い。
 傾斜は少しずつきつくなるが、石段道はずっと続く。

小菅神社山門
祭り資料館

 さすがにこの季節になると、花は少ない。
 ミズタビラコがいくらか咲いていた。

 ジグザグトラバースになると、杉の巨木が多くなる。
 このあたりのは樹齢300年を越えているだろう。

 愛染岩はけっこう立派な岩壁。
 小さな木の祠があって、愛染明王を祀っているという。
 愛染明王は仏神だが、そんなことなど気にしない方がよい。

 やや登ると、小菅神社・奥の院。
 神社なのだから、奥社ではないかなど、言うだけ野暮だ。

 懸け造りで、近年、補修されたあとがあるものの、岩場を背負って迫力は十分だ。
 裏の岩から豊富な水が湧き垂れていて、池になっている。

 ここから若ブナの中をひと登りで、支稜の上。
 傾斜が緩んでらくになる。

奥宮
ブナ湧水

 支稜を登るのでなく、沢状のところをトラバースする。
 大きな栃の木が目を引いた。
 ネットにはここにブナ巨木があると記しているのがあるのだが、これは栃だ。

 鞍部状のところに、三角点への小さな道標あり。
 若ブナの中の踏みあとしばしで、三角点。
 二万五千図には、小菅山の名前も、三角点の記載もないのだが、どうしたことか。
 とりあえず、ここで大休止。

ミズタビラコ
巨杉

 帰りは、北竜湖への下山コースをとる。
 こちらはずっと若ブナ林。
 傾斜も少なく、穏やかな道だ。

 展望地に行くらしい分岐に入ってみたが、踏みあとが消え消えだったので、行くのはやめた。

 ヤマツツジは咲き始めたばかり。
 さほど暑くないので、まずまず快適だった。

 下部はアカマツが多くなって、やや荒れた林相。
 北竜湖に下る前に、荒廃した作業道が交差するわかりにくいところになった。

奇ブナ
プリン山遠望

 北竜湖からは、レジャー客の嬌声も聞こえてくる。
 基本的に北竜湖の北岸へ向かいそうな道を行く。

 湖岸に出ると、自動車をとめたところまで、少しの車道歩き。
 田植えの終わったばかりの田んぼ越しに、妙高プリン山が望まれた。