紅葉の城址めぐり
− 内山城址・五本松城址 −

【年月日】

2022年11月10日
【同行者】 単独
【タイム】

圓城寺駐車場(8:08)−内山城址(8:50-9:45)−内山古城(10:16)
−953メートル三角点(10:22)−内山古城(10:28)−五本松城址(11:02)
内山古城(11:28)−内山城址(12:01-12:24)−圓城寺駐車場(12:43)

【地形図】 信濃田口 御代田 ルート地図

 ふくらはぎの微肉離れを起こしてるらしく、少々痛いのだが、天気がよいので佐久の城趾へ。

岩をまとう
浅間山遠望

 草刈りをしていた人に断って、圓城寺の駐車場に自動車をとめさせてもらい、道標に従って墓地の横から登山道に入る。

 登山口付近はヤダケが群生。
 城趾近くにヤダケが多いのは、武将が植えたからではなかろうか。

 登り始めると、斜面には、まるで鎧のような大岩がある。
 これは、武将にとって非常に魅力的だっただろう。

コナラの黄葉
けやき

 ジグザクに登って城址の肩に至れば、浅間山が見える。
 今日の浅間山は噴煙も見えず、穏やかだった。
 手前の尾根は志賀城あたりだろうか、紅葉が鮮やかだった。

 北東以外はほぼ断崖絶壁に囲まれており、下から攻めるなど、到底不可能。
 まともに戦ったのではこの城を落とすことはできない。

 少々早いが、東側が開けた南東の肩で大休止。

 唯一、岩場でない北東側斜面には、曲輪が何段にも重なる。
 廃城化してから500年たつのに、斜面はしっかりしている。
 斜面下部には、人工的な石積みが残っている。
 この城の場合、攻めるとすればここしかないのだから、この斜面を徹底的に固めるのは当然だ。
 足に負担がかからないよう、慎重に下る。

 城趾からは道なし。
 緩やかな尾根を登下降していくと、内山古城といわれるピーク。
 ここには空堀もなく、削平された平坦地もない。
 城趾とは、ちょっと思えない。

 953メートル三角点が古城なのかと思い、行ってみたが、こちらも城とは思えなかった。
 内山古城に戻り、今度は五本松城址へ。

城址の石積み
ヒオドシチョウ

 ちとルートミスしたが、すぐに修正。
 ちょっとした倒木帯を抜けてしばしで、空堀を見る。
 こちらはいかにも城趾らしい。

 ピークは広く削平されていて、大きな砦だったことが想像された。

 帰りは来た道を戻ったが、少々疲れたので、内山古城南肩で一休みした。
 気温があがったせいか、ヒオドシチョウが飛んでいた。