好天の木曽御嶽山
- 王滝頂上まで -

【年月日】

2022年8月11日
【同行者】 単独
【タイム】

田ノ原登山口(7:25)−八合目シェルター(8:54-8:55)−九合目シェルター(9:22-9:26)
−王滝頂上(9:45-10:25)−田ノ原登山口(12:32)

【地形図】 御嶽山 御嶽高原 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小可)

 県道に入ってからずいぶん長かった。
 田ノ原の駐車場に着いたのは7時ころだったが、けっこうな数の自動車がとまっていた。
 気温は17度くらいで、やや寒かった。

 天気はよく、御嶽山がよく見えていて、いい感じだった。

田ノ原から見上げる
金剛童子にて

 歩き始めはシラビソの疎林で、大木はないが、完全な森林限界というわけでなく、広くて明るい遊歩道である。
 登山者より観光客の方が多く、ここで涼むのは気持ちよかろうと思われた。

 大江大権現というお宮のところからゆるい登りになる。
 足元はよく整備されていて、歩きやすい。

 花は少なく、ヤマハハコが咲いている程度。
 リンドウはまだつぼみだった。

 金剛童子というところあたりで森林限界を越える。
 銅の神像が三体。覆屋に入ったのが二体。
 ここからは石ゴロの急な登りになる。

王滝頂上
木曽山脈

 花がもっと咲いているかと思っていたのだが、イワツメクサやイワギキョウがいくらか咲いている程度だった。
 背後を振り返ると、木曽山脈がほぼ全山よく見えていた。

 地形図にあるのよりかなり上部に、八合目のシェルター。
 ここで小休止。
 まわりに登山者はほとんどいない。

 九合目のシェルターも、地形図にあるより上で、山頂まであと少しの地点である。
 この高度まで来たのは久しぶりなので、また小休止。

富士山と塩見岳
イワキキョウ

 王滝頂上にもシェルターがあって、見張りをしている人もいた。
 まずは、山頂神社にお参り。

 神社わきの剣ヶ峰への通路は封鎖されていて、ここを行った人は犯罪人として処罰されると書いてあった。

 監視の人に断わって、山頂の一角で大休止。
 下から雲が湧きつつあるが、木曽山脈の向こうに、八ヶ岳・白根山脈・富士山などが望まれる。
 3000メートルの風を楽しんだ。

 帰りは来た道を戻った。
 山頂は長袖が必要なくらい涼しかったが、下りは九合目くらいからもう、暑かった。

 登山口手前の遥拝所で御朱印を受けて駐車場へ。

清滝
里宮参道

 帰途、まずは清滝を見た。
 登拝者が登る前に水垢離をとるという滝だ。

 両神山の清滝はかすかな流れだが、こちらの清滝は落差30メートルほどの巨大な美瀑だった。
 滝下の東屋には、白いコスチュームを着た一団の人々が蝟集しており、その代表と思しき人が飛沫を浴びていた。

 さらに下って、御嶽神社の里宮へ。

 こちらは静かだった。
 石段を登っていくと、両側にはサワラの大木。

 石段はなかなか終わりにならず、300段以上登ってお宮のある大岩壁に至る。
 岩壁からは冷たい湧き水がほとばしり出ていた。

 いかにも荘厳な神社だった。